ブレインラボ(株)は,整形外科手術用ナビゲーションソフトウエア「VectorVision
Hip 3.5 CT」を発売した。従来の患者位置合わせは,手術計画用のCT画像のみをもとに術者の手作業で行われていたが,「CT-Fluoro(X線)レジストレーション」機能搭載により,手術直前に撮影したX線画像と,CT画像データが統合された股関節全体の画像情報をもとに位置合わせができるようになった。さらに,高精度の画像情報を用い,術前に計画された治療プランに基づき,術者を正確にナビゲートするシステム「VectorVision」を搭載。治療計画用のCT画像と位置合わせ用のX線画像を統合したことで,術者から見えない切開外の部位の画像情報も,術中にリアルタイムで表示できるため,より直感的にわかりやすい高精度なナビゲーション手術が可能となった。
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