GE横河メディカルシステム(株)は,日本初の次世代超音波診断用造影剤「ソナゾイド注射用(以下,ソナゾイド)」に対応したフルデジタル超音波診断装置「LOGIQ
7 BT 07(ロジック・セブン・ビーティー・ゼロナナ)」を,大学病院や大規模・中規模病院のエコー室,循環器を含むエコー検査室を主対象に発売する。ソナゾイドは,米GE社のヘルスケア事業部門であるGEヘルスケアと第一三共(株)との共同研究開発により創製され,第一三共が2007年1月10日から国内販売を展開している。発売以来,同造影剤対応の超音波診断装置の開発ニーズが全国の医療機関から寄せられていた。それに対応すべく今回,同社の多目的汎用の「LOGIQ」シリーズの上位機種「LOGIQ
7」にソナゾイド対応機能を搭載し,発売することになった。新規購入のほかに,LOGIQ 7からのアップグレードも可能である。
●主な特長
〈ソナゾイド対応機能「Hybrid Contrast
Imaging」〉
ソナゾイドの超音波信号に色をつけて表示することが可能なため,造影剤の染影や流れの様子をわかりやすく観察できる。また,Rawデータ技術により,装置に取り込んだ造影検査の画像を,スキャン後に診断に最適な画像に加工することができる。
〈基本性能がさらに向上〉
Bモード画像については,スペックルノイズを軽減し画像を観察しやすくするSRI-HD機能の性能を向上させた。また,血流情報をリアルタイムでかつ精細に観察できるB-Flowイメージングが心臓検査で使用するプローブでも可能になっており,多目的汎用超音波診断装置としての性能をさらに向上している。 |