富士フイルム(株)と富士フイルムメディカル(株)は,横浜市立大学,神奈川県立こども医療センター,自治医科大学とともに,施設間が連携して実用的に画像診断支援を可能とするシステム開発および運用に関する共同研究を開始する。CRやCT,MRなどの各種モダリティから発生する大量の画像をネットワーク上で管理する富士フイルムが開発した次世代型医用画像情報ネットワークシステム「SYNAPSE」を軸に,各医療機関が連携して画像診断を行える実用的なシステム開発および運用に関する研究活動をめざす。また,研究成果は「遠隔読影サービス」運用にもそのまま適用可能で,外部にデータを送信し読影サービスを行う「遠隔読影システム」と比べ,画像データ転送の手間が省けることや運用コストなどの点でもメリットがあり,新しい「遠隔画像診断連携」の実現をめざす。
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