(株)島津製作所は,X線テレビシステム「FLEXAVISION(フレクサビジョン)」を4月10日から発売した。透視台やX線管球をはじめ,X線テレビシステムの構成品を豊富なバリエーションの中から細かく選択できるため,内科,外科,整形外科,泌尿器科などで行うさまざまな検査に柔軟に対応する。
●主な特長
〈施設に応じたユニットの組み合わせが可能〉
システムの構成品である透視台やX線高電圧発生装置,X線管球などの各ユニットを自由に組み合わせて,施設ごとの導入計画や検査内容に応じた最適なシステムを構築できる。
〈各種検査にフレキシブルに対応〉
全身をカバーできるワイドな検査視野や,整形領域,注腸検査に有用な斜入撮影オプション,胸部検査だけでなく車椅子での嚥下撮影にも対応できるCRカセッテ速写と映像系1.5m引き伸ばし機能の組み合わせなど,各種検査に対応できるさまざまな機能を搭載している。
〈被検者に優しいシステム〉
寝台昇降機構やベッドサイド操作により,被検者に配慮しながら検査が行える。X線条件は,4採光野ホトタイマ(オプション)などにより自動設定され,適正な撮影が行える。また,低被ばくパルス透視とBHフィルタとの組み合わせにより,トータルのX線量が低減できる。
〈シンプル操作,効率の良いワークフロー〉
コンパクトな設計で,検査室にゆとりのスペースを確保できる。操作卓には透視台の操作と発生器制御を集約し,スムーズに操作を行うことができる。デジタル画像処理部はWindowsを採用しているため,マウスとキーボードによるシンプルな操作ができるほか,各種ネットワークにも対応が可能。
|