東芝メディカルシステムズ(株)は,64列MSCTの技術を導入した16列MSCTの新製品「Activion(アクティビオン)16」を発売した。
●主な特長
〈先進のマルチスライス撮影技術〉
これまでAquilionで培った先進のマルチスライス技術を導入。最薄0.5mmのスライス厚,固体検出器の採用で,低線量でありながら高画質を生み出す。また,16列同時撮影により,肺野全体の高精細画像が10秒以下で撮影可能。
〈Aquilionで培った被ばく低減技術を導入〉
原画像の形態を忠実に再現しながらノイズを除去して高画質を実現する「量子ノイズ除去ソフト:QDS」や,低線量時に出やすい,線状のストリークアーチファクトを三次元的に除去する「Boost3D」などの技術を搭載している。
〈簡単,きれいな3D画像作成〉
新タイプの3D画像構築ソフトウエアを装備。新開発の3Dエンジンにより,画質とスピードが大幅に向上している。
〈シングルコンソールの採用〉
シングルコンソールの採用により,フレキシブルな設置環境の設定が可能。また,スキャン操作系は,わずか3ステップでスキャンに移行でき,スキャン後の処理はフィルミングまで自動化が可能で,操作者の負担を低減する。
〈患者さんに優しいガントリと寝台のデザイン〉
ガントリは優しい曲線で構成され,さらに青空をイメージした配色が,検査の不安を軽減する。また,ガントリ内径はクラス中最も広い72cmとし,検査中でも開放感が得られるほか,ゆったりと横になれるように寝台天板幅は47cm,高齢者や小児でも乗り降りが容易な寝台最低高など,実際の使いやすさや患者の安全にも配慮している。
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