(株)島津製作所は,微細血管まで鮮明に映し出せる直接変換方式FPDを搭載した血管撮影システム「BRANSIST
safire(ブランシスト・サファイア)」を発売した。
●主な特長
〈直接変換方式FPD搭載〉
直接変換方式FPDを採用することで,きわめて鮮鋭度に優れた画像が得られる。また,ピクセルサイズが超高精細150μmを実現しており,微細血管やデバイス(ステント,ガイドワイヤ)などの視認性を飛躍的に高めている。
〈Power-RSM filter〉
「Power-RSM filter」は,FPDによる超高精細画像を最大限に引き出し,画像の粒状性とコントラストの均一性を向上させ,血管やデバイスの視認性をより高めている。
〈スピーディな画像表示〉
最新のデジタル技術とともに,マルチプロセッサを搭載していることで,必要な参照画像をスピーディに表示できる。
〈独自の優れた操作性,スピーディな応答性能〉
Cアームは,ワンハンドグリップのコントローラで直感的に操作でき,シングルプレーンでは最高25°/秒,バイプレーンでは最高15°/秒の高速ポジ ショニングが可能。さらに,側面側Cアームを独自に上下させセンター位置を常に保つ機能や,Cアームの角度を変える場合も関心領域に合わせて側面側Cアームが自動追従する「Cyber
Chase 機能」を搭載している。
〈徹底した被曝低減〉
FPDに,低線量パルス透視と,余分な軟X線を除去するMBHフィルタをバランスよく組み合わせ,システム全体でX線被曝量を低減している。
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