GE横河メディカルシステム(株)は,3.0Tと1.5Tの磁場強度を持つMRIの新製品2機種「Signa
HDx 3.0T」,「Signa HDx 1.5T」を発売した。大学病院,地域の基幹病院,研究施設,画像センターなど,幅広い施設を販売の対象としている。
●主な特長
〈GEM(新パラレルイメージング法)〉
新たなパラレルイメージング法(高速撮像法)である「GEM」によって,限られた時間内で肝臓から骨盤までの腹部全体の広範囲撮像が可能となった。
〈XVREリコンエンジン〉
従来に比べ,画像計算スピードを大幅に改善し,秒間2700〜5400枚の計算を可能にするため,将来のさらなる機能拡張に対応するプラットホームとして,検査効率を向上する。
〈HNSアレイコイル〉(オプション)
頭部・頸部・脊椎などの部位ごとに最適化された,一体型の「HNSアレイコイル」を新たに開発。高画質を維持しつつ,交換の手間なく頭部から脊椎までの撮像が可能となる。
〈Cartilage T2 Mapping〉
関節撮影に最適化された送受信兼用のHDコイルにより軟骨を高精彩に描出し,コントラストの違いとして認識することが難しいわずかな変化をカラー表示で識別することで,非侵襲的に関節軟骨の質的評価が可能となる。
〈独自のXVテクノロジー〉
独自のアプリケーションである「XVテクノロジー」により,幅広い患者および検査部位において高精細撮像を実現。 |