東芝メディカルシステムズ(株)は,最高級超音波診断装置「Aplio(アプリオ)」に搭載する心臓再同期療法の適用判定への応用が可能な新しい臨床ソフトウエア「Dyssynchrony
Imaging(ディシンクロニーイメージング)」を発売した。9月25日〜27日に鹿児島で開催される第54回日本心臓病学会で展示する。
●主な特長
〈心筋の動きを色分け表示〉
組織部分からのドプラ信号を使って動きを検出し,その時間差をカラーで表示する。組織のどの部分が遅れて収縮したかを,色分けして可視化することができる。さらに,各部位の動きの時間変化をグラフで表示することもできる。
〈Displacementのグラフ表示〉
適用判定の際に重要な心筋の移動距離に相当するDisplacementのグラフ表示が行えるため,収縮や拡張のタイミングのずれを容易に判定することができる。長軸ばかりでなく,短軸断面にも対応しており,心臓全体をカバーした検査を行うことができる。
〈Differential Tissue Harmonic
Imaging〉
ドプラ信号の検出の際には,独自の「Differential Tissue Harmonic
Imaging(D-THI)」による高分解能の断層像を使えるため,より精度の高い検査が可能。 |