東芝メディカルシステムズ(株)の臨床化学自動分析装置「ARCHITECT(アーキテクト)c8000」は,2006年7月に国内外累計出荷台数が2000台を突破した。これは,同社の歴代の自動分析装置において過去最速のペースである。「ARCHITECT
c8000」は,緊急検体を最優先で測定できるインテリジェントラックサンプラーを採用している。また,免疫測定機能が追加できることに加え,1本の採血管で生化学検査と免疫血清検査が連続的に測定でき,検査効率が向上。さらに,サンプルプローブの洗浄強化などにより,検体間キャリーオーバー(サンプルプローブにおける検体間の持ち込み量)を従来装置と比較して1/1000にまで低減し,臨床化学自動分析装置としては世界最小レベルの0.1ppm以下に抑えている。
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