富士写真フイルム(株)は,同社のマンモグラフィシステムである「FCR PROFECT
CS」が,米国FDA(食品医薬品局)から市販前承認申請に対する許可を2006年7月10日に 取得したと発表した。PMAとは,新規の高度な医療機器に対して,その市販前に,治験データや製品情報をFDAが審査し,与える臨床使用の認可のこと。CRとしては,「FCR
PROFECT CS」が世界で初めてマンモグラフィ用途での認可を取得した。また,放射線機器の取得は,日本企業で初となる。マンモグラフィ検診制度が確立している米国では,デジタルマンモグラフィの性能が早期発見,患者生存率に影響することを考慮し,PMAの取得を義務づけている。今回,「FCR
PROFECT CS」がPMAを取得したことで,同社では,米国で他社に先駆けて,製品を販売することが可能になった。なお,同製品の米国での製品名は「FCRm」となる。
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