GE横河メディカルシステム(株)は,産婦人科・乳腺甲状腺用ブランド「Voluson」シリーズの新製品としてノートブックタイプの可搬型汎用超音波診断装置「Voluson
i(ボルソン・アイ)」を発売した。「Voluson i」は,胎児の形態や動態を三次元画像で観察できる装置として好評の「Voluson
730」と同等の高性能をコンパクトなサイズで実現する。病院や診療所の産婦人科を主な販売対象としている。胎児の立体画像をリアルタイムで観察可能な可搬型の超音波診断装置は世界初。同社はスモール・ハイエンド超音波を実現する「Voluson
i」を新しいタイプの汎用超音波診断装置と位置づけ,市場におけるシェアの拡大をめざす。
●主な特長
〈小型・軽量化〉
大きさは,幅358mm,奥行き312mm,高さ62mmで,重さは約5kgという小型・軽量化を実現し,狭いスペースでも設置が可能。また,手軽に移動させて検査を行うことができ,使用環境を拡大させる。
〈上位機種と同等の高性能を実現〉
最上位機種「Voluson 730」に搭載された先端機能(Bモード,ドプラ,3D/4D)を有し,高性能と小型・軽量化を同時に実現。従来の小型超音波診断装置の性能に満足できなかった医療機関のニーズに応える高画質・高性能を提供する。
〈さまざまな場面・用途に対応〉
電源を切らずにプローブの切り替えが可能で,バッテリーでも駆動できるため,コンセントがない場所でも診断ができ,必要な場所への移動や持ち出しが容易である。また,1台で外診,内診,往診などさまざまな用途に対応する。 |