エドワーズライフサイエンス(株)は,大動脈内バルーンパンピング法(IABP)に使用される大動脈内バルーンカテーテルセット「YAMATO
7.5Fr.」を発売した。バルーンの長さは日本人の胸部下行大動脈に合わせて短く設計され,破損の原因となる石灰化が多く見られる腹部大動脈の腎動脈分岐部を避けて留置できる。また,拡張時のバルーン径を同等クラス最大に確保。従来品と比較して内部の気体容量が増加した。太く短いバルーンは,今までよりも心臓に近い位置でパンピングすることを可能にしている。特殊な成型方法により,薄膜でありながら強度のあるバルーン膜は,膜同士の粘着性が低いため,タイトにラッピングされていても,拡張がスムーズに開始される。さらに,カテーテルの挿入抵抗も従来品に比べ改良されている。
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