新製品・企業情報

 
X線CT  X線CT

東芝メディカルシステムズ,
新機能を搭載した
64列MSCT 「Aquilion64」を発売

(2006/5/12)


●価格
19億9500万円
●問い合わせ先
東芝メディカルシステムズ(株)CT事業部
TEL 03-3818-2090
http://www.toshiba-medical.co.jp

64列MSCT 「Aquilion64」

 東芝メディカルシステムズ(株)は,世界最小0.5mmのスライス厚の64列MSCT「Aquilion64」に新機能を追加し,「Aquilion64 Standard Version」,「Aquilion64 Global Standard Version」,「Aquilion64 Super Model Version」の3種類をラインナップし,4月から発売開始した。2006年度800台以上の生産を見込んでいる。

●特長
〈Aquilion64 Standard Version〉
Aquilion64に,頭部・心臓領域での低線量撮影用プロトコールである「QDScan」,従来の被曝低減機能である「RealEC」を進化させ,撮影中のX線管電流をxy平面上の2方向から調整する「VolumeEC」を搭載し,高分解能・高速スキャンと低被曝を実現。
〈Aquilion64 Global Standard Version〉
「Standard Version」の機能に加え,フルスキャン0.40秒の高速撮影技術,従来の装置で培われた「Coronary Imaging Technology」,さらには独自の「フェーズナビ」機能を搭載し,心臓CT撮影から冠動脈描出までを容易に行える。また,現在世界7か国9か所の著名な大学や医療施設が参加して展開している「64列MSCTを使用した心臓CT検査に関する国際マルチケーススタディ」“CORE64(コア64)”で使用している構成で市販リリースするもので,心臓CTの世界標準を臨床現場へ反映している。
〈Aquilion64 Super Model Version〉
「Global Standard Version」の機能に加え,1回転0.35秒の高速スキャン,高速画像再構成(最短28画像/秒)が追加されている。これらの技術により,検査ワークフローを約3割向上させ,より安定した高精細画像を容易に得られる。