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静岡県で，浜松医科大学を中心に，県内の医療関係機関，県内外のシステム開発業者が連携して開発を進めてきた「静岡県版電子カルテシステム」が完成し，1月23日より，県内の2病院（沼津市立病院，市立袋井市民病院）での実運用を開始した。これにより，患者は自分の診療情報をCD-ROMで受け取り，ほかの医療機関や自宅のパソコンで見られるため，医療の透明性が高まる。また，一人の患者についての多くの診療情報をCDに組み込めるため，紹介状のやりとりにも役立つほか，重複検査の解消などの効果が期待される。今後は無償で同システムを県内の病院に提供していく。
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