富士写真フイルム(株)は,デジタルX線画像診断システムの新世代機種として,立位撮影画像読取装置「FUJIFILM
DR PRELIO U」を開発した。
●主な特長
〈Focused Phosphorテクノロジー〉
画像を記録するデバイスに新開発の「Focused Phosphorテクノロジー」を採用し,従来のFCRに比べ約2倍のX線検出効率を実現。これにより,被曝量を低減する。
〈HDラインスキャンテクノロジー〉
約240枚/時の連続処理,最短約10秒間隔での連続撮影を可能にした。さらにX線撮影後約2秒でモニタへの表示を開始し,約9秒後には画像処理と表示を完了する。フィルムへの出力も約80秒後には完了するなど,高速処理を実現。また,本体奥行き寸法約45cmの省スペース設計である。
〈高画質と使いやすさを追求〉
画素サイズ100μm×100μmの高密度読み取りによる高画質を実現した。撮影サイズは半切から六切までに対応し,17×17インチ撮影も可能。また撮影部(中心)が床上47cmまで下がることにより,下肢に至るまで撮影できる。さらに,撮影用途に合わせてグリッドの着脱交換もできる。
〈安全に配慮〉
患者取り違え防止に効果的な「ネームチェッカーディスプレイ」,装置の状態が離れた位置から一目でわかる「ステータスランプ」を搭載し,オプションで「患者上部/サイドつかまり棒」を装備できるなど,安全に配慮した設計になっている。 |