富士写真フイルム(株)は,デジタルX線画像診断システム「FCR」の新ラインナップとして,小型化を追求し,歯科医療用X線撮影パントモグラフィにも対応した,デジタルX線画像読取装置「FCR
XL-1」を発売した。
●主な特長
〈超小型化を実現〉
IPカセッテの装填方向を従来機「FCR XG-1」の水平装填方式から垂直装填方式とすることで,設置面積を約20%,体積および重量を約40%少なくし,大幅な小型化を実現。撮影室近傍や,各種装置の隙間など,限られたス ペースにも設置可能。また,独自の高画質デジタル画像処理ソウトウエア「Image
Intelligence」を搭載し,小型でありながら高画質な画像を提供する。
〈大型機並みの高処理能力と各種用途に幅広く対応する拡張性〉
最大約94枚/時の処理が可能な高速モードを搭載。また,制御装置は,病院などの大型施設用「CR
Console」,診療所などの小規模施設用「XG-1 Console」というように,用途や環境に応じて適切なシステム構成を選べる。さらに,医用画像情報システム「SYNAPSE」やネットワーク医用サービス「C@Rna」,ドライイメージャ「DRYPIX」シリーズなどの同社製品と組み合わせて,それぞれの施設に最適な医療環境を実現する。
〈本体に操作パネルを装備〉
本体に操作パネルを装備し,機器の動作状況の確認やユーティリティ機能の実行も簡単にでき,使いやすさが一層向上している。 |