GE横河メディカルシステム(株)は,30cm×30cmのFPDを搭載した多目的X線血管撮影装置「Innova
3100IQ」,ならびに41cm×41cmの大口径FPDを搭載した頭腹部X線血管撮影装置「Innova
4100IQ」を発売した。Innova 3100IQは,静電気を活用して被写体とFPD間の距離を自動検出し,患者と検出器の距離を自動制御する「InnovaSence」機能をオプションで搭載可能。Innova
4100IQは,大口径FPDの搭載により,広範囲な頭腹部を1回の撮影でカバーするため,撮影回数や造影剤の使用量を低減し,患者の負担を軽減する。
●主な特長
〈Innova 3D〉
最新のFPDを用いた三次元のイメージング機能「Innova 3D」をオプションで搭載可能。
〈InnovaCentral〉
従来は操作室で行っていた撮影のプロトコール設定や回転,拡大といった画像処理のオペレーションが検査室から行える,タッチスクリーン式コンソール「InnovaCentral」をオプションで搭載可能。ブラウザ機能により,コラージュ表示からのオートポジショニングも可能である。また,同社製心臓カ テーテルモニタリング装置「ComboLab/MacLab/CardioLab」を操作できるため,よりシームレスな治療環境を実現し,検査室のトータルな生産性向上に寄与する。
〈リモートメンテナンスサービス「InSiteBB」〉
同社のブロードバンド回線を活用したリモートメンテナンスサービス「InSiteBB」に対応。装置の不具合が発生した場合でも遠隔で保守・修理が可能なため,ダウンタイムの軽減になる。結果として1日に撮影できる患者の数も増やせるため,病院の経営効率化にも貢献する。 |