GE横河メディカルシステム(株)は,1.5Tの磁場強度を持つMRIの新製品「Signa
HDe」を発売した。「Signa HDe」は,水冷式のシングルキャビネットを採用することでコンパクト化を実現。1.5TのMRIとしては世界で初めて機械室のいらないレイアウトを可能にした。地域の基幹病院を主な対象とし,初年度40台の販売をめざす。
●主な特長
〈装置のコンパクト化により,自由度の高いレイアウトを実現〉
水冷方式のシングルキャビネット採用により,コンパクト化を実現。設置スペースを従来に比べて約30%削減し,1.5TのMRシステムとしては世界で初めて機械室のいらないレイアウトを可能にした。
〈GE独自のアプリケーションによる高精細画像撮影〉
体動を補正し,鎮静が困難な小児や高齢者などの撮像を可能にする「PROPELLER」,高分解能と高コントラストを両立し,上腹部の高画質な3D検査を可能にする「LAVA」,左右の乳房の三次元画像を1回の撮影で取得できる「VIBRANT」など,GE独自のアプリケーションにより,さまざまな検査部位の高精細画像撮影が可能。
〈設置期間の短縮化〉
従来MRIを導入する場合,約3〜4週間の設置期間が必要とされてきたが,ケーブルを約40%削減し,配線の多くを出荷前に仕上げることで工数を削減。約1週間というスピードでの装置の据え付けを実現する。
〈より使いやすい操作性〉
23インチのワイドスクリーン,直感的に使用できる日本語表示,次の操作を視覚的に知らせる「ガイデットユーザーインターフェイス」などの機能で快適な操作をサポートする。 |