シーメンス旭メディテック(株)の64スライスCT「SOMATOM Sensation
64」の納入台数が,世界で350台を突破した。2005年8月現在,64スライスCTの世界市場においてシーメンスは約60%のシェアを誇り,日本でも17台が納入されている。最新のCT検査では,被検者に身体的負担をかけずに心臓疾患の診断に耐えうる微細な診断画像を短時間で撮影できる。そのため,従来のカテーテル検査は1泊入院が必要であるのに対し,CT検査は事前の準備を含めても1時間程度ですみ,被検者の負担が軽減される。検査費用も,カテーテル検査の20万〜30万円に対し,CT検査では3万〜4万円と少なくなった。
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