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核医学(PET)  核医学(PET)

フィリップス,
オープンガントリタイプ
PET/CT 「GEMINI」を発売

(2005/11/9)

● 価格
12億円(仕様により異なる)
● 問い合わせ先
(株)フィリップスエレクトロニクス
ジャパンメディカルシステムズ
お客様窓口
TEL 0120-556-494
http://www.medical.philips.com/jp

PET/CT 「GEMINI」

(株)フィリップスエレクトロニクスジャパンメディカルシステムズは,オープンガントリタイプのPET/CT「GEMINI(ジェミニ)」を発売した。GEMINIは,同社製PET「ALLEGRO」の感度を向上させたPET部とマルチスライスCT「Brillianceシリーズ」のCT部を組み合わせたPET/CT。PET部とCT部はオープンガントリになっており,通常のPET/CTモードのほかに,それぞれの単独使用が可能。GSO検出器を採用し,ノイズ成分除去による高画質を実現している。

●主な特長
〈オープンガントリPET/CT〉
PET部とCT部はオープンガントリになっており,従来のPET/CTと比べて検査中の閉塞感が少なく,被検者に優しい設計となっている。また,PET部とCT部とが分離できるため,PETとCTの単独使用が可能。
〈次世代の検出器クリスタルGSOを採用〉
エネルギー分解能に優れたGSO検出器を採用。散乱線除去が可能となり,より高品位の画像が得られる。連続的に配置することで,システム感度が飛躍的に向上した。また,温度特性に優れているため,特別なガントリ冷却システムを必要とせず,被験者に最適な検査室内温度設定が可能になっている。
〈3D専用の画像再構成アルゴリズム3D-LOR法を搭載〉
3D-PET撮影専用に開発された3D-RAMLA法による画像再構成アルゴリズムを発展させた3D-LOR法を搭載。膀胱など生理的に放射薬剤が多く集まる部位のアーチファクトを低減,かつ高分解能画像が得られる。
〈イメージフュージョンソフトウエアSyntegra〉
1回の患者セットで得られるPETとCTの画像を,簡便かつ高精度で重ね合わせ表示できるソフトウエア「Syntegra」を標準装備。ネットワークにより共有されているMRI画像やSPECT画像とのイメージフュージョンも可能となった。