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シーメンス旭メディテック
最小設置面積18・5平方mの
コンパクトな16スライスCT
「SOMATOM Emotion16」を発売

(2005/7/25)

●価格
4億円
●問い合わせ先
シーメンス旭メディテック(株)
MSM本部:柏,吉田
TEL 03-5423-8368
http://www.med.siemens.co.jp

SOMATOM Emotion16

 シーメンス旭メディテック(株)は,一般撮影の撮影室にも設置可能な16列マルチスライスCT「SOMATOM Emotion16」を発売した。高画質,低被ばくを実現し,日本語環境下での操作も可能。初年度で50台の販売をめざす。

●主な特長
〈奥行き58cm,最小設置面積18.5平方m〉
ガントリ厚は58cmとシングルスライス並み。チラーシステ ムなどの特別な冷却装置が不要で壁際に沿って設置できるため,最小設置面積18.5平方mが可能となった。据え付けに要する期間はわずか3日。液体ベアリングを採用した高性能X線管球は,従来の半分以下の線量で高画質スキャンを実現する。さらに,X線管球にかかる負担を低減して管球を小型化し,多列化によって問題となるランニングコストを解消した。
〈UFC,SureView機能で高分解能,高画質を実現〉
検出器には,64スライスCTにも搭載している特殊セラミック,「UFC」を採用。X線検出効率とアフターグロー特性に 優れ,線量を増加させずに従来の16スライスCTよりも薄い16列×0.6mmの高分解能スキャンを可能にし,どの方向からでも劣化のない三次元画像が得られるようになった。また,「SureView」でマルチスライス特有の実行スライス厚のピッチ依存性を抑制。広範囲・高速スキャン時でも高画質スキャンを実行することができる。
〈使用者にやさしい操作環境〉
撮影後の膨大なボリュームデータが,高速ワークフローに より効率よく処理できる。「Fast Recon」は,秒間8画像の速さでリアルタイム画像を再構成。ユーザーインターフェイスには「syngo」を搭載しており,日本語環境下での操作が可能になった。また,検査部位や体型に合わせて細かく線量をコントロールできる被ばく低減プログラム,「CARE Dose4D」を搭載し,最大66%の被ばく低減を実現した。