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東芝メディカルシステムズ,
MSCTの最新技術を導入した
実用型シングルスライスCT
「Asteion/VPシステム」を発売

(2005/6/22)

●価格
3億7800万円〜
●問い合わせ先
東芝メディカルシステムズ(株)CT事業部
TEL 03-3818-2090
http://www.toshiba-medical.co.jp

Asteion/VPシステム

 東芝メディカルシステムズ(株)は,64列MSCT「Aquilion 64」で培った最先端技術を導入した実用型のシングルスライスCT装置「Asteion/VPシステム」を発売した。「Asteion/VPシステム」は,高画質を維持しつつ,大幅な被曝低減を実現。また,操作者にやさしい日本語表示や日本語ガイドモードを採用しているほか,フィルム取り違え防止機能や造影剤関連の優れた機能などを採用し,患者にもやさしいシステムとなっている。

●主な特長
〈先端の被曝低減技術〉
画質を左右する検出器には,マルチスライスで培った「固体検出器」を採用しており,Xe(キセノンガス)検出器に比べて約50%の被曝低減を図れる。また,原画像を忠実に再現しながらノイズを除去することで高画質と低被曝を両立させる「量子ノイズ除去ソフト(QDS)」を搭載しており,QDSを使用しない場合と比べて約40%の被曝低減効果をもたらす。さらに,撮影中の管電流を細かく調整する「Real EC機能」も搭載し,最大40%の被曝を低減する。これらの技術を組み合わせることで,Xe検出器のCTと比べ,約1/4までの被曝低減を実現した。
〈日本語による操作環境〉
日本語による表示が,より安全かつ確実な操作を可能にする。撮影条件は検査目的ごとにあらかじめプログラムできるが,患者に合わせた条件への設定変更も簡単。また,患者登録から検査終了までをナビゲートする「日本語ガイドモード」を採用し,操作者にやさしいシステムとなっている。
〈T-Modeフィルミング機能〉
患者名や検査日時などの付帯情報は,これまで画像の各コマに小さく表示してたが,「Asteion/VPシステム」では,それらの情報をフィルム下部にまとめて大きく表示できる「T-Modeフィルミング機能」を搭載している。また,自動発番機能も装備しており,フィルム枚数の確認などが容易で,フィルムの取り間違えを防止する。
〈フラッシュスタート機能〉
影剤注入後の最適な撮影タイミングを逃さない「フラッシュスタート機能」により,造影剤の量を減らせ,患者負担も軽減する。
〈インジェクター同期スキャン機能〉
オプションとして,造影剤の注入とスキャンを連動させる「インジェクター同期スキャン機能」を備えている。