富士フイルムグループのフジノン(株)は千葉大学と共同で,病巣の早期発見に貢献する新しい内視鏡画像診断支援機能「FICE(FUJI
Intelligent Chromo Endscopy)」を開発した。「FICE」は,コンピュータの演算処理により観察対象を任意の波長の光で画像化する「分光推定技術」を世界で初めて内視鏡検査用途に応用。正常組織と病変の違いや血管の状態などを際立たせるというもの。光学フィルタを使って観察する従来法では,1つの波長域の画像しか得られず,他の波長を観察するにはフィルタの交換が必要だったが,「FICE」では,波長を自由に切り替えて観察することが可能になった。
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