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シーメンス旭メディテック（株）は，設置スペースとコストの両面を見直すことで小規模施設での導入を容易にしたコンパクトなマルチスライスCT（2スライス）「SOMATOM
Spirit」を発売した。マルチスライスCTならではのスキャンスピードにより，シングルスライス装置をはるかにしのぐ，短時間での検査を実現。また，上位機種にも搭載されている最新技術や優れた機能を採用し，世界最高水準の高精細画像描出，被ばく低減を可能にしている。
●主な特長
〈最小設置面積13平方メートルの省スペース設計〉
最小設置面積13平方メートルと，わが国の医療事情に合わせた省スペース設計を実現。設置スペースに余裕がなく，マルチスライスCTの導入はあきらめていた施設でも設置できる。システムは，ガントリ，患者テーブル，コンソールの3つのユニットで構成。特にコンソールはPCが2台のみというシンプルさである。
〈デザイン性も重視〉
従来の装置イメージを一新する斬新なデザインを採用。さわやかなペパーミントグリーンで，丸みを帯びたコンパクトなボディは，直径70cmという広いガントリ開口径と相まって，被検者のストレスを和らげる。また，本装置は，人間工学に基づいてデザインされており，被検者へのアクセスはもちろん，ポジショニングも容易に行える設計になっている。
〈ハイエンド装置にも搭載されている先端技術〉
短時間・広範囲撮影のための高速テーブル移動を可能にした「SureView」，高分解能・高精査画像を実現する独自の電磁焦点偏向システム「Flying
Focal Spot」，少ない線量で高画質画像を提供する「UFC（Ultra Fast
Ceramic）」，被ばく低減機構「CARE Solutions」など，ハイエンドCTにも搭載されている技術を採用した。 |
