富士写真フイルム(株)は,ドライレーザーイメージャの新製品として,コンパクトで高速・高画質を実現した「富士メディカルドライレーザーイメージャDRYPIX
4000」を発売した。
●主な特長
〈マンモ検診車などの車載にも対応〉
検診バスなどへの搭載を想定した振動条件,環境温湿度条件をクリアした車載タイプを用意している。
〈高速処理〉
新設計のフィルム搬送機構により,1枚目のフィルム出力時間で約85秒,半切サイズで約110枚/時のクラス最速性能を実現。立ち上げ時間も短く,緊急時にも速やかに対応する。
〈使いやすい設計〉
最大2トレイを装備でき,多様なフィルムサイズに対応する。また,離れた場所からも装置の状態が確認できる大きなステータスランプや操作手順のアニメーション表示などを採用。使い勝手の良い設計となっている。
〈環境への配慮〉
独自の「水系塗布技術」を採用したドライフィルム「DI-HL」,「DI-HLc」を使用することで,環境にやさしい廃液のない完全ドライ処理のドライプリントシステムを実現した。
〈超高画質デジタル画像処理ソフトウエア「Image
Intelligence」〉
画像中の文字部と画像部の鮮鋭度をそれぞれ独立して調整する機能など実現した「Image
Intelligence」を搭載しており,さまざまな診断目的に最適な超高画質画像を提供する。
〈最高濃度4.0に対応予定〉
専用のフィルムを開発するとともに,最高濃度4.0への対応を予定している。これにより,マンモグラフィ検診精度管理中央委員会のベース濃度評価基準最高得点を実現することができる。 |