フィリップスメディカルシステムズ(株)は,超音波診断装置の新製品として,循環器系のプレミアム機「iE33」と,幅広いニーズに対応するコンパクトな汎用機「HD11」を発売した。
●「iE33」の主な特長
〈心臓用解析ソフト「Q-LAB 3DQ」(3D定量化ツール)〉
2D・3Dイメージでの距離,面積,容量,心筋重量などの基本的な解析機能をはじめ,左心室機能を1分以内に解析できる心臓用解析ソフト「Q-LAB
3DQ」も搭載している。
〈リアルタイム3Dイメージング〉
複合型マルチプロセッシングテクノロジーにより,大容量の3Dボクセルデータを瞬時に処理し,リアルタイムに3Dイメージングを描出することができる。
〈PureWaveクリスタルテクノロジー〉
トランスジューサに搭載する圧電素子として,従来の素材よりも優れた音響特性を示す「PureWaveクリスタル」を採用することで,画質とカラー感度を飛躍的に向上させた。
〈ワークフローを効率化〉
人間工学に基づく設計を採用。また,画像条件を自動調整するiSCAN機能や音声による指示が可能なiCOMMAND機能などの多彩な機能も搭載し,ワークフローを効率化する。
●「HD11」の主な特長
〈幅広いユーザーニーズに対応する多彩な機能〉
アーチファクトの少ない鮮明な画像が表示できるSonoCT機能や,MRIの技術を利用したXRES機能,ボタン1つで最適な画像調整を行うiSCAN機能を搭載している。
〈腹部・婦人科用3D/4D〉
STIC(Spatio-Temporal Imaging Correlation)搭載の3D/4D機能を装備。高分解能の胎児心エコー検査のほか,腹部領域では腫瘍の位置,大きさの正確な判定も可能になる。 |