(株)島津製作所は,17インチ角の直接変換方式FPDを搭載したデジタルテーブル「Sonialvision
Safire」を発売した。大視野17インチ角FPDの採用により,透視と撮影の両方において歪みがなく,フィルムと同等の高精細画像を実現。また,従来のシステムでは不可能だった広範囲撮影を可能にする。
●主な特長
〈大視野17インチ角FPD〉
17インチ角の大視野FPDを採用し,従来のシステムでは不可能だった広範囲の撮影が可能となった。また,テーブルの長手方向198cmの範囲内のいずれの場所でも透視,撮影ができる設計となっており,被検者の移動を最小限に抑えてスムーズに検査が進められる。
〈超高精細デジタル画像〉
直接変換方式FPDは,X線を受けてから画像化するまでの変換プロセスを従来よりも最小限にしているため,変換過程での信号劣化やノイズ混入がきわめて少ない超高精細画像を実現する。透視,撮影の両方に対応し,いずれもフィルムと同等以上の高画質画像を提供する。また,優れた高感度特性により,低い被ばく量での撮影を可能にする。
〈あらゆる検査に柔軟に対応〉
透視,撮影,連続撮影,断層撮影といったさまざまな撮影機能により,あらゆる検査に対応する。車椅子の被検者に対しても,そのままで十分な撮影距離を確保して造影検査が行えるなど,細かなニーズに対応する設計となっている。
〈安全かつ快適な操作環境を提供〉
各スイッチやハンドルは人間工学に基づいて配置され,シンプルで快適な操作性を実現している。また,安全確保への配慮から,検査中,被検者に動作中の装置の一部が接触したり,被検者の手などがはみ出しても,すぐに安全スイッチが作動し,自動停止する仕組みとなっている。 |