テルモ、 DEHPを使用しない 「テルフュージョン輸液セット」を発売 (2003/1/24)
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テルモ(株)は,塩化ビニルに可逆剤DEHP(フタル酸ジ(2-エチルヘキシル))を使用しない「テルフュージョン輸液セット」を開発。全国の医療機関に向け販売する。DEHPは,塩化ビニル製品の製造過程で樹脂をやわらかくするために使用される添加剤だが,近年,精巣に対する影響(精巣毒性)が指摘されていた。同社が開発した輸液セットは,DEHPの代わりにTOTM(トリメット酸トリ(2-エチルヘキシル))を使用。TOTMは,精巣毒性が低く,薬剤,血液への溶出量も少ない可逆剤とされている。同社では今後,他の塩化ビニル製品についても,可逆剤にTOTMを用いるようにしていくという。 |