オリンパス光学工業、
独自ディスクスキャン方式
の生物系ディスク走査型
顕微鏡2機種を発売

(2003/2/3)


価格 280〜360万円
オリンパスプロマーケティング(株)
東日本科学機器
  営業部東日本ソリューショングループ:田島
TEL 03-3251-8916
FAX 03-3251-8954
http://www.olympus.co.jp

 オリンパス光学工業(株)は,生物系ディスク走査型顕微鏡「IX2-DSU」(写真)と「BX-DSU」の2機種を発売した。細胞へのダメージの少ない白色光を用いた,安価・省スペースを実現した独自のディスクスキャン方式を開発。細胞の断層像を画像処理なしに画像化し,形態観察や機能解析が行える。同社では,国内の年間目標販売数を40台としている。

「IX2-DSU」「BX-DSU」の主な特長
〈共焦点画像の取得を可能にしたクールドCCDカメラ〉
  • 特徴 
    ディスクにパターン化したスリットを組み込み,共焦点に配置することで共焦点画像を取得。厚い標本でも光学的な断層像が得られ,三次元画像構築時のデータ信頼性が向上する。

〈優れたコストパフォーマンス〉
  • 特徴 
    白色光源(水銀またはキセノン)を使用しており,さまざまな蛍光色素に対応できるため,レーザー顕微鏡のように,蛍光色素に応じた高価なレーザーを買い足す必要がない。

〈通常の蛍光顕微鏡との切り替えが容易〉
  • 特徴 
    手元のハンドスイッチで通常の蛍光画像の取得と共焦点画像の取得を切り替えることができる。

〈高いシステム性〉
  • 特徴 
    フォーカスの制御にモーターを内蔵した電動顕微鏡(「倒立型電動顕微鏡IX81」「正立型電動レボルバ上下式顕微鏡BX61WI」)と,CCD制御ソフトウエア「Metamorph」とのシステム化により,共焦点の三次元画像を取得できる。

〈目的に合わせディスク交換が可能〉
  • 特徴 
    標本の厚み,対物レンズによりスリット幅を変えた5種類のディスクを用意。対物レンズの特性に合ったディスクを選択することで,光学的な断層像の厚みを調節できる。

〈専用設計の共焦点光学系を採用〉
  • 特徴 
    顕微鏡本体の対物レンズからディスクに至るまで,専用設計の共焦点光学系を採用し,最高の性能が得られる。