三菱スペース・
ソフトウエア、
肺がん候補を検出する
診断支援ソフトウエア
「EpiSight/EX」を発売

(2003/4/3)

価格
  800万円(「Truedia」導入ずみ)
三菱スペース・ソフトウエア(株)
関西事業部営業部:南
TEL 06-4961-8825
FAX 06-4961-8830
http://www.mss.co.jp

 三菱スペース・ソフトウエア(株)は,肺がんを疑われる領域(肺がん候補)を検出するコンピュータ診断支援ソフトウエア「EpiSight/EX」を発売した。
 Windowsおよび同社のPACSソフトウエア「Truedia」を搭載のパソコンで動作する。画像入力とともに,肺がん候補を自動的に検出,記録保存するほか,任意階調変換,周波数処理,拡大・縮小,ウィンドウ処理,計測機能など「Truedia」の機能すべてが利用可能。検出技術は,シカゴ大学から技術ライセンスを受けており,1枚の胸部X線デジタル画像から,肺がんと疑われる領域を抽出して,さらに絞り込んで,正確な判定ができるようになっている。
 同社では,検診精度の向上や読影時間の短縮につながるとしており,肺がんの集団検診を行う人間ドック指定病院や,モダリティメーカーへのOEM供給として,2年間で50セットの販売を計画している。

●「EpiSight/EX」の主な特長
〈画像を重ねて表示することで検診精度が向上〉
  • 特徴 
    肺がんが疑われる領域の位置を胸部X線画像上に重ねて表示でき,オリジナル胸部X線画像を読影した後に,画像を重ねることで,検診精度を向上させる。特に,淡い陰影,肋骨で隠れた見えにくい陰影など,通常の読影が困難なものも検出しやすくなる。

〈肺がん候補を示すことで読影時間を短縮〉
  • 特徴 
    肺がん候補の領域を示すので,医師はその付近の陰影を再度確認することで速やかに判断できるようなる。これにより,読影時間が短縮され,負担も軽減される。

〈経時的差分画像作成ソフトウエアとの併用可能〉
  • 特徴 
    発売ずみの経時的差分画像作成ソフトウエア「Truedia/XR」との併用により,撮影時期の異なる2枚の胸部X線画像間の経時的変化を強調できる。