フィリップス、
フラットパネルディテクタ搭載
循環器X線診断装置の
最上位機種
「Allura Flat Detector」
を発売
(2003/10)


■ 3〜4億円(構成による)
フィリップスメディカルシステムズ(株)
お客様窓口
  TEL 0120-556-494
http://www.medical.philips.com/jp

 フィリップスメディカルシステムズ(株)は,汎用循環器X線診断装置「Integris Allura(インテグリス・アルーラ)」シリーズのフラットパネルディテクタ搭載装置の最上位機種「Allura Flat Detector」を発売した。従来の天井吊り,床置き対応の高精度アーム機構,ユーザーインターフェイスを生かしつつ,先進のワークフローを実現する操作卓「Xper(エキスパー)」モジュールを採用。また,ネットワーク機器との親和性を実現させている。

「Allura Flat Detector」の主な特長

〈高性能フラットパネルディテクタ〉

高性能フラットパネルディテクタの採用によりダイナミックレンジが従来機種から約4倍拡大し,検出器周辺での画像の歪みのない検出が可能。

〈タッチパネル付き小型カラー液晶「Xper」モジュール〉

タッチパネルにより操作方法を簡素化し,装置のほとんどの設定が指一本の操作で可能。検査室,操作室どちらにも設置できる。また,術者ごとに装置の各種設定をプリセットとして装置に記憶させることができる。

〈新画像処理機能による高画質化〉

従来より用いている画像処理技術「SPIRIT」と新画像処理機能「Xres」により自然な高画質を実現。

〈軟X線の低減〉

静粛で高出力,高冷却率を実現したベアリングレスのX線管球により,人体に有害な軟X線だけを除去できるスペクトラビームフィルタを付加。また,最後の10秒間の透視画像の保存も可能となりムダな被曝を抑えられる。

〈ネットワークとの親和性〉

DICOM Query/Retrieveも含め,DICOM 3.0での接続が標準装備。本体のコンソールモニタを,接続されたワークステー  ションの画面に切り替える「Window switch」機能も持つ。