島津製作所、
ダブルCアーム構造の
フルデジタルX線
テレビシステム
「Cvision PLUS」を発売
(2003/4/8)




価格
 1億6000万円
(株)島津製作所
医用機器事業部マーケティング部販売促進課
TEL 075-823-1271
FAX 075-811-8185
http://www.shimadzu.co.jp


 (株)島津製作所は,独自特許のダブルCアーム(C型)構造フルデジタルX線テレビシステム,Cアームテーブル「Cvision PLUS(シービジョン・プラス)」を発売した。整形領域や消化器系,血管系の撮影をはじめ,全身のDSA,IVRに対応。同社では,初年度,国内と海外を合わせ50台の販売を計画している。

Cアームテーブル「Cvision PLUS」の主な特長
〈特許ダブルCアーム構造による広い検査領域と高い安全性〉
  • 特徴 
    X線管,イメージ管の映像系と寝台をそれぞれCアームで保持する独自のダブルCアーム構造により,支柱のないコンパクト設計を実現。また,映像系中心で被写体の体軸方向に176cm,被検者の左右方向に44cmの視野を確保。頭部からつま先までの全身の検査が余裕を持ってできる。寝台のCアームは上下動がなく,DSAやIVRなどを安全に行える。

〈多彩なDSA機能〉
  • 特徴 
    オプションの「RSM-DSA」は,通常二度の撮影が必要なDSA画像を一度の撮影で構成。動きの影響を受けにくく,息止めの困難な被検者の腹部DSAや,下肢ボーラスチェースDSAが行える。さらに,映像系の歳差運動や振り子運動により関心領域の三次元観察ができるほか,25°/秒の高速回転により,造影効果の高い頭部回転DSA(オプション)が行える。

〈スピーディなポジショニング〉
  • 特徴 
    映像系移動15cm/秒,寝台起倒15秒/90°で,すばやくスムーズなポジショニングが可能。検査プログラムと連動し,ワンタッチで最適なポジショニングが可能な「ジオメトリAPR機能」により,検査時間を短縮できる。

〈高速・高精細な画像処理〉
  • 特徴 
    高速・高精細CCDである2048×2048マトリックス,1024×1024マトリックスの2種類のデジタル画像処理装置を用意。12ビット濃度階調,最速7.5fpsのシリアル撮影,リアルタイムDSAにより高品位画像を実現している。