日立メディコ、
広視野サイズFPDを
搭載した
透視撮影システム
「meditesCREA」を発売
(2003/2/5)




■ 価格
  1億6000万円(標準システム)
(株)日立メディコ
総務部製品担当:小田
TEL 047-7131-4163
http://www.hitachi-medical.co.jp


 (株)日立メディコは,FPD(フラットパネル検出器)を搭載したX線透視撮影システム「meditesCREA(メディテス・クレア)」を発売した。FPDは広い視野サイズを持ち,ゆがみなく透視・撮影できる。また,オーバーチューブ型のため広いワークスペースが得られ,患者にアクセスしやすい。非血管系IVRや注腸検査などの患者の上方にスペースが必要な検査が得意なほか,体位変換も容易で,消化管検査にも有用であるとしている。同社では,初年度20台の販売を見込んでいる。

「meditesCREA」の主な特長
〈大視野FPDを搭載〉
  • 特徴 
    FPDの視野サイズは,約40cm×30cm。周辺部のゆがみもなく,良好な画像が得られ,診断能が向上するとともに,撮影部位の位置決めが容易になり検査時間を短縮する。

〈乗降が容易な天板〉
  • 特徴 
    天板の最低高は49cm。車椅子からや高齢者の乗降も容易にできる。また,その高さでの透視・撮影が可能で,緊急時などに被検者を乗せると同時に撮影ができるほか,術者や介助者が装置の横に座った状態でも検査を行える。

〈被検者へ容易にアクセス〉
  • 特徴 
    天板部は,立位+90度,逆立位−90度に動かすことができ,被検者の向きにかかわらず検査が可能。術者は左右のどちらからでもアクセスできる。

〈広いワークスペースを確保〉
  • 特徴 
    X線管球から受像面までの距離を100〜130cmの範囲で設定でき,ワークスペースを広く確保できる。

〈「表示階調自動設定処理」による高画質と高い操作性〉
  • 特徴 
    撮影したデジタル画像を診断目的に合わせてリアルタイムで自動最適化できる「表示階調自動設定処理(オートガンマ)」をFPD用に改良し搭載。高画質と高い操作性を実現し,FPDの特長を最大限に引き出せる。