GEYMS
核医学診断装置の
最上級機種「Infinia」の
日本での発売を開始
(2004/8/16)



価格 1億6000万〜2億7000万円
■ GE横河メディカルシステム(株)広報グループ:松井
042-585-9249
http://www.gemedical.co.jp


GE横河メディカルシステム(株)は,核医学診断装置の最上級機種「Infinia」の日本での発売を開始した。これまで,同グレードの装置として「Millennium VG」を販売しているが,「Infinia」はその後継機種となる。すでに,全世界で200台以上の稼働実績を誇っている。

主な特長

〈自由度の高いガントリ設定〉

自由度の高いガントリ設定により,効果的な検査設定が可能になった。従来機種では核医学検査用の2検出器の収集位置は90°,180°の2種だったが,「Infinia」では,背向対向の垂直180°,床方向に2検出器が並んだ状態で,水平0°でのガントリの位置取りが可能。患者の状態に応じて,ストレッチャー,立位,座位などのポジションが設定できる。

〈患者負担の軽減〉

検査位置へのガントリのポジショニングスピードが向上し,患者への精神的負担の軽減や,検査効率の向上を実現する。

〈核医学データ処理装置「Xeleris」〉

独自の核医学データ処理装置「Xeleris」により,データ処理から画像再構成まで,ワークステーションとのワークフローが飛躍的に効率化できる。

〈新デジタル検出器「Elite」〉

新たに開発したデジタル検出器「Elite」を搭載。エネルギー,直線性,均一性,回転中心,アイソトープの半減期の各補正をイベントごとにリアルタイムに実行する。画像品質では,分解能,コントラストともに従来比で30%向上している。

〈高精度の吸収補正〉

X線吸収補正オプション(Hawkeye)との連動により,高精度の吸収補正を行う。また,画像データを「Xeleris」に送ることで,核医学画像とX線画像の重ね合わせもできる。クリスタルは,3/8インチおよび1インチの選択が可能となっている。