フィリップス、
心臓のルーチン検査を
可能にするマルチスライスCT
「Brilliance」シリーズ
を発売
(2004/3)




■ 4億5000〜5億円
フィリップスメディカルシステムズ(株)
TEL 0120-556-494
http://www.medical.philips.com/jp

 フィリップスメディカルシステムズ(株)は,マルチスライスCT装置「Brilliance」シリーズ(6,10,16列)を発売した。従来の「IDT」シリーズで評価の高い機能に加え,新たに先進的な技術を搭載。これにより,心臓を正確に描出することができるため,心臓のルーチン検査が可能になるという。

「Brilliance」の主な特長

〈ワークスペースコンセプト〉

マルチスライスCTに不可欠な作業環境コンセプトを採用している。本体コンソールだけでなく拡張コンソールからもリコンストラクション要求を可能にする「Remote Recon」により,マルチスライスCTならではの検査効率が飛躍的に向上。また,「Shared Disk Access(SDA)」の実現により,本体・拡張コンソールのハードディスクが共有され,データ転送せずに,ダイレクトにアクセスできる。

〈世界最速20slice/sリコンストラクション〉

最新のコンピュータとソフトウエアにより,1秒間に20sliceという世界最速の画像再構成を実現している。

〈最新の三次元画像再構成アルゴリズム「COBRA」〉

「COBRA(Cone Beam Reconstruction Algorithm)」の採用により,コーンビームアーチファクトを抑制。クラス最高の画質と,すべてのスキャンパラメータで10列のデータ収集を可能にした。

〈ユニークなソフトウエア〉

造影剤注入器のスタートボタンと連動して自動的にスキャンを開始する「スパイラル・オートスキャン」や,モニタ診断で威力を発揮する「ウルトラ・ハイマトリクス再構成」(1024×1024)機能を持つ。

〈将来の多列化に対応〉

ハード,ソフトの両面を共通のプラットフォームにすることで,6列から10列といったアップグレードが容易となっている。