シーメンス旭メディテック、
16列同時撮影可能な IVR CT
「Angio CT 雅」を発売
(2003/5/29)




■ 価格 オープン価格
シーメンス旭メディテック(株)
MSM本部広報担当:浅田
TEL 03-5423-8368
http://www.med.siemens.co.jp



 シーメンス旭メディテック(株)は,16列同時撮影のIVR CT「Angio CT 雅」を発売した。高速,高分解能のマルチスライスCT「SOMATOM Sensation 16」と,高精細3D画像が描出可能な天井懸垂型血管撮影装置「AXIOM Artis TA」を組み合わせた装置。これまで別々の部屋で行っていたCT検査と血管造影検査を1つの部屋で行えるようになることから,IVRの時間を短縮し患者の負担を減らすことができ,安全,確実な診断・治療環境を提供するという。また,高精細な画像と高い処理能力により,微小ながんの早期発見と低侵襲治療を実現し,肝臓がんの診断や冠動脈塞栓療法に威力を発揮するとしている。同社では,すでに国内第1号機を国立がんセンター中央病院に納入しており,今後1年間に80台の販売を見込んでいる。

「Angio CT 雅」の主な特長
〈スライディング・ガントリ方式を採用〉
  • 特徴 
    スライディング・ガントリ方式を採用したことで,別々の部屋で行っていたCT検査と血管造影検査を,患者を動かすことなく同じ部屋でできるようになり,検査・治療時間を短縮し,患者の負担を低減する。

〈被曝を最小限に抑える独自のプログラム〉
  • 特徴 
    被検者,術者とも被曝を最小限に抑えるためのプログラム「CARE Solutions」を採用。X線効率に優れた検出器などのハードウエアとアプリケーションを複合的に機能させ,画期的な被曝低減を実現している。

〈共通プラットフォームソフトウエアによる快適な操作環境〉
  • 特徴 
    シーメンス独自の画像診断装置の共通プラットフォームソフトウエア「Syngo」を採用。最新のMRIやアンギオシステムと同じ操作性に優れたインターフェイスとシームレスなネットワーク環境を提供し,オペレータの負担を軽減するとともに,自在なデータコミュニケーションを可能にしている。