日本メドラッド、
デュアルシリンジ
CT用造影剤注入
システム
「ステラント D」を発売
(2003/2/1)




■ 日本メドラッド(株)
■ マーケティング部
■ TEL 06-6350-0680
■ FAX 06-6398-0670
http://www.medrad.co.jp



 日本メドラッド(株)は,デュアルシリンジ対応型のCT用造影剤自動注入装置「ステラント D」を発売した。すでに市場で好評を博しているMRI用造影剤注入装置「スペクトリス・ソラリス」と同様,日米共同による日本の顧客ニーズに合わせた製品として開発され,日本国内で先行販売される。今後発売される機種へのアップグレードへの対応や,2ヘッド構造など将来性・拡張性にも配慮しており,同社では,高速化するマルチスライスCTを意識した高性能注入装置だとしている。

「ステラント D」の主な特長
〈最大6フェーズに対応した「フレックス・プロトコル」〉
  • 特徴 
    最大6フェーズまで設定可能。すべてのフェーズに「造影剤」「生食」「ホールド」「ポーズ」の各イベントを自由にプログラムできる。これにより従来2回に分けて行っていた脳のパーフュージョンとCTアンギオの検査,テストボーラスとそれに続く造影検査も1つの設定で行える。

〈生食での後押しが可能〉
  • 特徴 
    独自開発のデジタルX線フラットパネルによって,幅1000mm×奥行き850mm×高さ750mmのコンパクト化に成功。従来装置の1/3以下の大きさになった。

〈最大注入圧325psiを実現〉
  • 特徴 
    最大注入圧は,造影剤側,生食側とも325psi。脳のパーフュージョン,CTアンギオだけでなく,将来的なアプリケーションを考慮している。

〈各社シリンジ製剤に対応など,迅速な検査の実現〉
  • 特徴 
    1つのシリンジアダプタで各社のシリンジ製剤に対応。日本語,英語表示を選択できるカラー液晶操作パネルや,オート・ドッキングなどのオート機能で,迅速な検査ができる。

〈独自のスパイラルチューブを採用〉
  • 特徴 
    ベッドの隙間への落下や引っかかりを防ぎ,チューブの床面への垂れ下がりがないなど,独自のスパイラルチューブを採用。安全性・検査効率がアップ。