●ソフトウエア概要

「CardIQ Fusionソフトウェア」は，心臓核医学検査による機能・代謝画像と，形態的画像である冠動脈CT画像を統合した心臓3Dフュージョン画像を作成するソフトウエアです。
これにより，心筋血流や代謝情報と，冠動脈の走行との位置関係が明瞭になります。さらに，冠動脈CTに必要な処理・表示ツールも盛り込まれており，2つの検査画像で得られるすべての処理画像をリンクさせながら，トータル情報を提供します。

●精度の高い位置合わせ，高い操作性，明瞭な画像表示

常に動きを伴う心臓領域において，精度の高いフュージョン画像を構築できます。MDCT装置と核医学装置のそれぞれで撮影された画像でありながら，一体型装置と同様の精度でフュージョン画像を提供します。
簡便な操作性と，CTの形態画像をベースにした3Dフュージョン画像上での任意の方向からの表示，さらにMPR像，冠動脈アキシャル像の表示などの豊富な表示機能を持っています。

●期待される効果

冠動脈閉塞部位と虚血の領域を重ね合わせることで，責任病変の位置を特定できます。
虚血の有無，病期判定，多枝病変における治療方針決定への有用性が期待されます。