Spring of 2011—モダリティWeb展示会

ピー・エス・ピー

「選ばれる Radiology System」
〜画像診断の未来のために,進化し続けます。〜

医療に携わるすべての人に役立つシステムを作る,それが私たちピー・エス・ピーのめざすところです。医療現場の声に耳を傾け,ご要望をシステムへ反映させることが最終的には患者さんとご家族をとりまく社会システム全体に貢献できることであると信じ,努力を続けております。「病院の一員になったつもりで」を合言葉に,開発,カスタマーサポート,営業が一丸となり,これからも病院とともに進化し続けてまいります。
弊社ホームページにて「PSP ITEM 体験Web」と題し,ITEM2011で予定していた展示製品の紹介を行っております。ぜひ,ご覧ください。

●PACS「EV Insite net」
快適な読影環境をめざして

EV Insite net(図1)は,直感的で使いやすい操作感にこだわり開発を重ねてきました。各診療科医や院内スタッフにとってわかりやすく,やさしいPACSは,フィルムレス運用における画像管理の主軸を担っています。全国の放射線科医の声を使いやすさに反映させたEV Insite netは,読影や研究などさまざまな場面で好評をいただいています。

図1 PACS EV Insite net
図1 PACS EV Insite net

ステレオ視対応

CTの基本断面であるaxial画像を立体視(ステレオ視)することができます(図2)。スライス再構成機能(MIP,MinIP)でステレオモードに切り替え,特定のキーを押すだけで,ステレオ視用画像を表示し,瞬時に読影を開始することができます。
このスライス再構成機能は,EV Insite netの標準搭載機能の1つです。元の画像のみで読影するのに比べ,病変の拾い上げや質的診断がスムーズになり,立体的な形状や詳細な濃度変化の把握などに有用です。
また,立体視用モニタへの対応もしています(図3)。

図2 ステレオ視対応
図2 ステレオ視対応
図3 立体視モニタにも対応
図3 立体視モニタにも対応
タブレット端末対応

緊急時の診断を支援するための遠隔画像連携システムは,施設間相互の画像コンサルテーションを可能とし,処置方針・搬送有無の即時判断が必要な場面でも有効なシステムです。緊急時の画像参照用ビューワはiPadなどのタブレット端末に対応し,出張先,移動中でも緊急の読影が可能になります(図4)。
また,院内の画像参照用にもiPadを活用いただけます。

図4 iPadなどのタブレット端末に対応
図4 iPadなどのタブレット端末に対応

画像のほか,放射線部門システムのラインナップとして検像システム・RIS(放射線情報管理システム)をそろえ,それぞれが連携することでより強力にフィルムレス環境を支えます。
また,地域連携に欠かせない画像持ち出しや取り込み,画像の転送システムなども装備し,効率的で確実な地域ネットワークを築くことが可能です。

●検像システム「EV Confirm net」
全国100近くの施設で診療画像の品質を保つ重要な役割を担う

検像システム EV Confirm net(図5)は,フィルムレス運用において,診療画像の品質を保つ重要な役割を担ってきました。現在では全国100近くの施設で稼働し,当社PACS EV Insite netと相互に連携されています。
画像の検証の目的としては,撮影画像が当該患者のものか,濃度・コントラストは適正か,並び順は正しいか,マークは正確か,目的部位が観察しやすい画像かといった点で,これらは院内に画像を展開する上で確認しなければならない重要な要素であると考えています。例えば,適切でない濃度・コントラストの画像が配信されてしまうと,その画像を開くたびに調整を加えなければならなくなります。診療放射線技師が画像のプロとして,正確かつ最適な状態で院内に配信することが読影業務・診療業務の質向上に大きく寄与しています。

図5 検像システムEV Confirm net
図5 検像システムEV Confirm net

●症例ファイル管理システム「EV Palette」
次世代ティーチングファイル

カンファレンスや教育・研究に役立つ症例ファイル管理システム EV Palette(図6)は,あらゆるファイリングデータを直観的に配置するインターフェイスを搭載。これまでにない操作感を実感いただけます。当社製品の魅力である「読影状態保存ファイル」を用いれば,まとめておいた類似症例やまれな症例などをビューワへ簡単に展開できます。展開すればすぐに画像のページングや同期操作を始めることができ,まるでビューワと一体化しているかのようなティーチングファイルとなっています。
まとめたデータを検索する機能も充実しています。シートには手がかりとなるキーワードやタグをつけることができるので,関連するものの抽出に便利です。検索した結果はリストで表示され,そのシートに貼られている画像やファイル,キーワード,レポート内容などが同じ画面で確認ができます。
類似症例や研修医用の教育シートを作成し交換していただくなど,幅広い用途に対応できます。

図6 症例ファイル管理システム EV Palette
図6 症例ファイル管理システム EV Palette

●放射線情報システム「ARIStation」
業務効率を引き上げる画面フロー
使いやすさを追求した操作性と画面レイアウト

放射線撮影業務に必要な情報を正確に伝達し,有効に活用をして,データの流れを無駄なくスムーズにすることで,効率的な業務環境を実現します(図7)。オーダ受付から実施情報の管理まで,撮影業務フローを支え,帳票出力・統計機能も充実しています。PACS・検像システムと連携し画像に関するトータルな運用をサポートします。

図7 RIS ARIStation
図7 RIS ARIStation

●eITEM2011でも新機能などを紹介

「eITEM2011」では,臨床,教育,研究のいずれの場面でもご活用いただけるEV Paletteをはじめ,簡単にステレオ視を体験していただけるEV Insite netの新しい機能を紹介させていただいています。
また,第70回日本医学放射線学会総会ではWebセミナーに共催し,私どものシステムをお使いの福島県立医科大学病院様から「大地震−大津波−原発事故を経験して」という緊急情報発信をさせていただきます。1人でも多くの皆さまにご覧いただきたいと考えています。

問い合わせ先:
ピー・エス・ピー株式会社
販売企画管理部マーケティング課
〒106-0031
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E-mail toiawase@psp.co.jp
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