ホーム の中のSpring of 2011—モダリティWeb展示会 2011年新製品発表の中のフィリップスエレクトロニクスジャパン

Spring of 2011—モダリティWeb展示会

フィリップスエレクトロニクスジャパン

Imaging 2.0(イメージング・トゥー・ドット・オー)

Imaging 2.0とは,Web2.0から発想されたRadiology分野でのフィリップスの新しい時代を築く考え方であり,Clinical Collaboration & Integration(臨床面での協調・融合),Patient Focus(患者様中心),Improved Economic Value(経済的価値の向上)の3つのピラーに基づいています(図1)。Radiology分野を総合的にとらえ,すべての製品やサービスはこのコンセプトをもとに開発されています。

Imaging2.0
図1 Imaging2.0

●Ingenia
MR装置の常識を超えた新技術dStreamを搭載
図2 Ingenia
図2 Ingenia

Ingeniaは,MR装置の常識を超えた新技術dStreamを搭載しています(図2)。従来のMR装置はコイルからアナログ・デジタル変換器(ADC)までの間は,アナログケーブルで信号が伝送されていました。dStreamはADCがコイルに内蔵され,MR信号がコイル内でいきなりデジタル変換されることで,アナログケーブルによる信号減衰がなくなり,SNRが従来と比べて最大40%向上します。ガントリは70cmボアでありながら,静磁場の均一性を高め最大FOVは最大55cmあり,一度に広範囲を撮像することができます。MR適応領域における検査需要は広がりオンコロジーやカーディオロジーといった領域でもMRがその役割を担いつつあり,Ingeniaはその威力を遺憾なく発揮します。

●Ingenuity CT
ユニバーサル128スライスCT
図3 Ingenuity CT
図3 Ingenuity CT

2011年4月より国内販売が開始されたIngenuity CTは,さまざまなCT検査において質の高い検査をサポートする,新しくデザインされたユニバーサルな128スライスCT装置です(図3)。iDose4とインテグレートすることにより,画質の向上と被ばくの低減の両立を実現します。

Ingenuity CTのメリット

●ヘリカルアーチファクトを抑制する新128スライス
●ノイズの少ない高分解能画像の取得
●画質を落とさず最大80%の被ばくを低減(*当社比)
●高速画像再構成を実現する画像演算処理速度によるスループット向上
●直感的な操作を可能とするユーザーインターフェイスによる検査効率向上
●検査前ウォームアップ時間を必要としない新しいX線管球によるスムーズな検査

●血管造影X線診断装置「Allura Xper FD20」
3D機能もますます充実
図4 血管造影X線診断装置Allura Xper FD20
図4 血管造影X線診断装置Allura Xper FD20

Allura Xper FD20は,術中に3D情報を活用することを前提に開発された装置です。システムを術者一人ひとりに合わせてカスタマイズできるXper機能,標準装備の2kイメージングに加え,ライブ3Dガイダンス機能もますます充実。CT/MRIなどの他のモダリティの画像を透視画像と重ね合わせ表示することも可能となり,臨床面での融合が図られています。
56インチの大型モニタFlexVisionにもフィリップスコンセプトが反映されています。画像レイアウトの高い自由度,直感操作,そして高画質。2kイメージングにも対応しています。
高画質をできるかぎり低線量で,最新技術をより使いやすく,システム全体でインターベンションを支援します。(図4)。

●FPD搭載モバイルCアームシステム「Veradius」
高画質と操作性に優れたモバイルCアームシステム

フィリップスが長年血管撮影装置で培った技術を集積した,自社製の薄型フラットパネルディテクタを搭載。高画質はもちろん作業性にも優れたモバイルCアームシステムです(図5)。

図5 FPD搭載モバイルCアームシステムVeradius
図5 FPD搭載モバイルCアームシステムVeradius

●フィリップス統合型「IDS7 PACS」
静止画像から動画画像まで
図6 フィリップス統合型 IDS7 PACS
図6 フィリップス統合型 IDS7 PACS

画像診断の効率化と時間短縮
●画像診断医ごとに目的別で機能をプリセット
●地域連携機能を搭載
●稼働率99.9%の信頼性
「iReport」画像診断レポートティングシステム(図6)
●短時間に,わかりやすく,クオリティの高いレポートが作成可能
●画像診断医の全面協力により開発
各診療科のフィルムレス化をサポートします
(1)マンモグラフィ専用ビューワと操作Key PAD
(2)PET/CT,MR解析
(3)循環器科向け解析
(4)整形外科インプラント術前計測

●フラットパネルディテクタ搭載X線撮影装置「DigitalDiagnost」
標準から多目的,救急対応まで多彩なラインナップ

より使いやすく高画質な画像を実現するDigitalDiagnost(図7)。ワイヤレスフラットパネルディテクタとの組み合わせにより,さらに進化したワークフローを体験できます。標準立位/臥位撮影が可能なTH/VSから,多目的撮影用VM,救急対応ERなど,多彩なラインナップをそろえています。

図7 フラットパネルディテクタ搭載X線撮影装置DigitalDiagnost
図7 フラットパネルディテクタ搭載X線撮影装置DigitalDiagnost

●フラットパネルディテクタ搭載X線乳房撮影装置「MammoDiagnostDR」
UNIQUE画像技術による日本人の乳房に適した画像調整技術

患者様に優しいデザイン,術者のスループットを上げる使いやすい操作コンソール,UNIQUE画像技術による日本人の乳房に適した画像調整技術など,フィリップスのデジタルマンモグラフィは,より快適な検査環境のご提供を可能にします(図8)。

図8 フラットパネルディテクタ搭載X線乳房撮影装置MammoDiagnostDR
図8 フラットパネルディテクタ搭載X線乳房撮影装置MammoDiagnostDR

問い合わせ先:
株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパン
〒108-8507 東京都港区港南2-13-37
TEL 0120-556-494/03-3740-5011
www.philips.co.jp/healthcare