Spring of 2011—モダリティWeb展示会

クライムメディカルシステムズ

マンモグラフィワークステーションのモニタラインナップがさらに充実

創立15周年を迎えたクライムメディカルシステムズでは,乳腺画像診断のフィルムレス化が着実に進んできていることを背景に,多種メーカーにわたる高解像度モニタとの組み合わせや,より充実した内容の所見レポートシステムを装備した,マンモグラフィ専用画像診断ワークステーション「mammary」を中心に,さまざまなモダリティのデータに柔軟・高速に対応する「CLIMB-Server」や,患者ごとのCD/DVD作成を強力に支援する「Climb CD/DVD Publisher」等を紹介します。

●マンモグラフィ専用画像診断ワークステーション「mammary」
自由度の高いシステム構成でクリニックから大病院までフレキシブルに対応

mammaryは現在に至るまで,数多くの施設様に導入いただき,その機能や操作性に大変高い評価を得ています。また,常に画像診断の現場の声に耳を傾け,より良い製品を提供できるよう日々開発を行う姿勢を保っています。
自由度の高いシステム構成であるため,比較的小規模な乳腺クリニックから大病院まで,用途に合わせてフレキシブルに構成提案が可能。
また,モニタに関しても,5Mピクセル,9Mサブピクセル(ISD),10Mピクセル,15Mサブピクセル(ISD)と幅広い製品ラインナップを取りそろえています(図1)。
さらに,専用所見レポートシステム「Mammary Manager」とのシームレスな連携は,読影作業をより効率的に行うための重要なポイントになると考えています。

図1 TOTOKU社製15Mサブピクセル超高精細モニタ
図1 TOTOKU社製15Mサブピクセル超高精細モニタ

BARCO社製高精細モニタおよびナナオ社製超高精細モニタを採用

mammaryは新たにBARCO社製5.8Mピクセルの高解像度モニタを製品ラインナップに追加(図2)。これは従来の5Mピクセルモニタの視野角2048×2560ピクセルの解像度から,2096×2800ピクセルの高解像度を実現し,1024階調表示と合わせて,きめ細かな表示を可能としています。 また,ナナオ社製高精細モニタでサブピクセルドライブを初めて実装し,2048×7680ピクセルの超高解像度を実現(図3)。1024階調表示と合わせてより精度の高い診断の可能性が期待されます。

図2 BARCO社製5.8Mピクセル高精細モニタ
図2 BARCO社製5.8Mピクセル高精細モニタ
図3 ナナオ社製15Mサブピクセル超高精細モニタ
図3 ナナオ社製15Mサブピクセル超高精細モニタ
●DICOM画像サーバ「CLIMB-Server」
各モダリティからDICOM転送された画像を1台のサーバで総合管理

CLIMB-Serverは,DICOM3.0に準拠したDICOM画像サーバで,医療用画像を総合管理・表示する医療用画像ネットワークシステムです。各モダリティからDICOM転送された画像を,1台のサーバで総合管理することが可能です。また,モダリティの増加など,大容量のデータに対応するため,サーバを仮想化,複数台設置して,冗長化,分散処理することも可能です。

●循環器用動画像ビューア 「Cardiovascular Viewer」
 カテーテル検査管理台帳システム 「Cathe Manager」
カテーテル検査管理台帳システムとの組み合わせで業務を効率化

1998年に国産初の循環器系動画ネットワークシステムとして誕生。IVUS長軸画像再構成,リアルタイムDSA処理の実装,QCA,LVA等の定量的解析にも対応しながら発展をしています(図4)。 また,カテーテル検査管理台帳システムを組み合わせることにより,データ検索〜レビュー〜解析〜レポート作成をシームレスに行え,より業務の効率が図れます。

図4 循環器用動画像ビューアCardiovascular Viewer
図4 循環器用動画像ビューアCardiovascular Viewer

●マルチモダリティ画像ビューア 「Radiology Viewer」
 放射線レポートシステム 「Climb Reporting System」
効率的な読影・レポート作成環境を実現

Radiology Viewerは,放射線科医師の意見を柔軟に採り入れ開発されました。初期表示設定,ワンタッチ操作,心胸郭比などの計測機能,断面画像の位置表示など,便利な機能を豊富に備えています。CTやMRIなどの表示をより速く,より効率的に読影する環境を実現しました(図5)。
また,放射線レポートシステムは,入力画面の簡略化・最適化により,読影時間の短縮・効率化を実現した放射線レポートシステムになっています。
所見入力の手間を省くため,入力を補助する機能を実装。補助機能は所見入力エリアと並んで表示され,クリック1つで参考所見を貼り付けできて,所見入力時間が短縮できます。
パソコン操作が苦手な読影医でも直感で操作できるインターフェイスにより,所見作成の効率化をさらに高めています。

図5 マルチモダリティ画像ビューアRadiology Viewer
図5 マルチモダリティ画像ビューアRadiology Viewer

●全自動CD/DVD作成システム「Climb CD/DVD Publisher」
患者ごとのCD/DVD作成を強力に支援

Climb CD/DVD Publisherは,個人の検査データやDICOM画像データをともに電子化し,患者ごとのCD/DVD作成を強力に支援するシステムです(図6)。メディアの挿入,検査データの書き込みからレーベルの印刷,画像ビューアの組み込みまでを完全に自動化しているため,ユーザーは作成指示を出すだけで大量・高速に検査CD/DVDを作成できます。病院間での検査データ受け渡し,人間ドックでの患者への提供,学会用としての大量作成などの用途として利用できます。

図6 全自動CD/DVD作成システムClimb CD/DVD Publisher
図6 全自動CD/DVD作成システムClimb CD/DVD Publisher

●iPad Webシンクライアント「Webr Viewer」
電子カルテ閲覧も可能な遠隔画像閲覧システム

データセンターを用いた遠隔画像閲覧システム。
WindowsのWebビューアが遠隔地のiPad上で使用できます(図7)。
電子カルテも閲覧が可能で,遠隔地から薬の処方箋を病院へ送ることも可能。

図7 iPad WebシンクライアントWebr Viewer 富士ソフト社のデータセンターを用いた遠隔画像閲覧システム
図7 iPad WebシンクライアントWebr Viewer
富士ソフト社のデータセンターを用いた遠隔画像閲覧システム

問い合わせ先:
株式会社クライムメディカルシステムズ 営業部
〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町1-4-2
千里ライフサイエンスセンタービル10階
TEL 06-6835-8055 FAX 06-6835-8056
Email info@climb-ms.com
http://www.climb-ms.com/