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RSNA2011

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■ Philips Healthcare(フィリップス)
  PET/MR:世界で7台が臨床機として稼働

RSNA2011 [第1日目:11月27日(日)]
Ingenuity TF PET/MR。奥がMRIのガントリ
Ingenuity TF PET/MR。奥がMRIのガントリ

  RSNA2010で,新製品として展示を行ったPET/MR「Ingenuity TF PET/MR」だが,2011年5月にCEマークを,11月にはFDAの認可を取得,臨床機としてマウントサイナイ病院,ジュネーブ大学,韓国プサン大学,ドイツ,スペインなどワールドワイドで7台が稼働している。装置は,Achieva TX 3TとTime of FlightのPETを組み合わせた構成で,PET部分はMRIの磁場の影響を防ぐため検出器にシールド行うなど“融合”のための工夫が施されている。Ingenuity TF PET/MRでは,全身のPET/MRが,PET撮影10分,MR撮像数分で可能で,20分以内で基本的な画像を収集し,その後部位によってMRで詳細な画像を撮像してフュージョンして診断する。MRIのコイルもすべて使用可能で,Time of FlightのPETとMulti-transmitのMRIなど両方の最高の機能をフルに活用しての検査が行えることが特長だ。展示では,全身のスクリーニングや乳がんなどのフュージョン画像を紹介し,新しい臨床価値をアピールした。日本では,薬事申請を行い2012年度には発売したいとしている。

Ingenuity TF PET/MRによる臨床画像(全身)
Ingenuity TF PET/MRによる臨床画像(全身)
Ingenuity TF PET/MRによる臨床画像(乳がん)
Ingenuity TF PET/MRによる臨床画像(乳がん)

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