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RSNA2009

■Konica Minolta Medical Imaging(コニカミノルタエムジー)
被ばく線量を低減する小児用CRプレートを発売

RSNA2009 [第3日目:12月1日(火)]

Konica Minolta Medical Imagingブース
Konica Minolta Medical Imagingブース

2009年10月に発売が開始されたCR装置「REGIUS MODEL 210」と小児(新生児・乳幼児)用CRプレートを展示(米国で2009年12月から発売開始)。REGIUS MODEL 210は,REGIUS MODEL 190の後継機種で,従来機種と比べ,読み取り速度が高速化した。また,CRプレートは,マンモグラフィ用プレートで使用されている技術を応用しており,輝尽性蛍光体を柱状化させ,X線集光効率を高めることで,高感度化し,被ばく線量を低減できる。従来のCRプレートと比較し約1/2の被ばく線量(同社比)に低減できる可能性があるという。

REGIUS MODEL 210 小児用CRプレート。マンモグラフィ用CRプレートの技術を応用して感度を高めた。
小児用CRプレート。マンモグラフィ用CRプレートの技術を応用して感度を高めた。
REGIUS MODEL 210

このほか新製品では,米国で12月に発売を開始するCR装置「REGIUS 110S」(日本市場未公開)を展示した。これは,従来のREGIUS 110の下位機種となり,REGIUS 110よりも処理スピードを少し遅くすることで,コストダウンを図っている。
REGIUS 110S
REGIUS 110S

マンモグラフィ領域では,CR装置「REGIUS MODEL 190」,コンソール,マンモグラフィ用プレートを紹介。現在,前述の3つのセットでFDAデジタルマンモグラフィの認可を申請中(日本発売ずみ)。REGIUS MODEL 190は,他社のマンモグラフィ装置で撮影したCRカセッテを処理する。また,合わせて,日本ではすでに発売されている乳房X線撮影装置(PCMシステム)「Regius PureView タイプ M」(FDA未承認)のほか,マンモグラフィ用ワークステーション(W.I.P)を参考展示した。マンモグラフィ用ワークステーションは,日本では「NEOVISTA I-PACS MG/EX マンモオプション」として2009年10月に発売している。

REGIUS MODEL 190(左)とRegius PureView タイプ M(右) マンモグラフィ用ワークステーション
マンモグラフィ用ワークステーション
REGIUS MODEL 190(左)とRegius PureView タイプ M(右)

他社の電子カルテと「Image Pilot」(日本の販売名はREGIUS Unitea)との連携をPR。日本では,富士通社の電子カルテシステムと連携した「Luneo-CX」を展開しているが,アメリカでは特定のメーカーではなく,医療情報標準化規格であるHL-7など,IHEの規格を準拠したさまざまなメーカーの電子カルテシステムと連携が可能。
電子カルテと連携したImage pilot
電子カルテと連携したImage pilot

このほか,米国で主流のDR装置も展示していた。
DR装置の展示
DR装置の展示

同社は,アメリカにおける医療業界の市場調査機関“KLAS”の調査で,製品のイメージクオリティ,機器の仕様面などで常に高い評価を得ている。また,同様の調査機関Md buylineの評価でも,2005年から2009年の4年間トップを維持し続けており,品質だけでなく,アフターサービスに対しての評価も高い。
RSNA期間中にKLASの2009年度の調査でCR装置がトップの評価を受けた。
RSNA期間中にKLASの2009年度の調査でCR装置がトップの評価を受けた。

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