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モダリティもペイントがはやる時代

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三橋です。

今年のRSNAは,編集者が泣いて喜ぶような
画期的なハードウエアはあまりなく,
アプリケーションの改良など,装置の外観だけでは,
何が変わったのかわかりにくい展示が多いです。
そんな中で目についたのが上の写真。
左は東芝のAquilion ONE。
右や富士フイルムのモバイルX線撮影装置です。

子ども病院ではMRIや部屋にイラストがペイントされていたり,
昨年のRSNAでシーメンスが果物や花などで飾り付けた
SOMATOM Definition Flashを展示したり,
今年のITEMでは,島津製作所がポケットモンスターを
ペイントしたモバイルX線撮影装置を紹介したりしていましたが。
今年のRSNAはペイントものがはやっています。
モノが売れない,消費志向が多様化する現代において,
カラーリングやペイントは,マーケティング戦略上重要ですが,
まさか医療機器の分野までがっ!
おそらく小児向けなのでしょうが,
そのねらいは後日取材の上,報告ができればと。
個人的には,堂島ロールがペイントされたMRIで検査されたいです。ハイ。

シカゴの変化1

こんばんは,おかぴです。
今日の取材も無事終了し,ただいまホテルで一息ついています。
さて,今回は「シカゴの変化1」としましたが,この先2,3・・・と続くかどうかは不明です。あしからず…

シカゴは,日本,特に東京近辺に住んでいたり通勤していたりするから余計そう思うのかもしれませんが,良い意味で“あまり変化のない街”という印象があります。それだけ街が落ち着いているということなのかもしれません。以前は,アメリカは日本と比べるとものすごく治安が悪いという印象がありましたが,少なくともシカゴについては,一人で街を歩いていてもまったく問題なさそうです(もちろん,昼間は,という条件つきですけど)。

この“変わらないシカゴ”で,取材に訪れるたびに面白いな~と思っていたのが,タクシーの運転手さん。行き先を聞いた後は,すかさず携帯電話で誰かと話し始め,運転している間中,ず~っっとしゃべっています。携帯電話率は,ほぼ100%という印象でした。それにしても,いったい何をそんなに話すことがあるのでしょうか? 本当に不思議です。

ところが,今回もシカゴに来てから4~5回はタクシーに乗りましたが,誰も電話をしていません。何でこんなにパッタリと,あの習慣がなくなってしまったのでしょうか? とっても謎です。

ところで,今日は事情があって一人でタクシーに乗ったのですが,車の中で「くしゅん,くしゅん」と続けてくしゃみをしたら,運転手さんが小さい声で,「bless you, bless you」と言ってくれました。くしゃん,bless you. くしゃん,bless you.という感じで,見事な合いの手でした(笑)。くしゃみをすると,近くにいる人が「bless you」という習慣があることは知っていましたが,知らない人に対しても言ってくれるんですね♥ ちょっと面白くて,嬉しかったです。

ちなみに,「bless you」とは「God bless you」のことで,つまりは「神のご加護を」というような意味だそうです。欧米では,くしゃみをすると魂が身体から抜けてしまうと信じられていたらしく,それで「神のご加護を」と言うのだそうです。