駒澤大学で,平成25年度文部科学省「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」の遠隔画像診断支援インテンシブ生涯教育コース2013 第1回を開催

2013-6-11


会場風景

会場風景

2013年6月8日(土)の13時から駒澤大学駒澤キャンパス1号館にて,平成25年度文部科学省「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」における遠隔画像診断支援インテンシブ生涯教育コース2013─遠隔画像診断支援に必要なABC─の第1回が開催された。第1回目のテーマは,がん画像診断支援「入門・基礎コース1」となる。

文部科学省のがんプロフェッショナル養成基盤推進プラン(がんプロ)は,平成24年度から全国15大学(連携大学80以上)が選定され実施している。わが国の死因第1位であるがんに対処するための「がん対策基本法」の中で,手術・放射線療法・化学療法その他のがん医療に携わる専門的な知識・技能を有する医師その他の医療従事者の育成が求められていることから,がん専門医療人を養成する大学の取り組みを支援することを目的としている。複数の大学がそれぞれの特色を生かしながら相互に連携・補完して教育を活性化し,がん専門医療人養成のための教育拠点を構築することをめざす。

司会:吉川宏起氏,奥山康男氏(駒澤大学大学院医療健康科学研究科)

司会:吉川宏起氏,奥山康男氏(駒澤大学大学院医療健康科学
研究科)

今回,駒澤大学で行われたがんプロは,申請大学・東京女子医科大学,連携大学・帝京大学,杏林大学,駒澤大学,プログラム名「都市型がん医療連携を担う人材の実践的教育」の一環として実施された。東京都では地域がん医療連携の効率化が急務とされているが,そのための医師や看護師,医療スタッフの不足が課題である。がんプロでは4大学が連携し,最新のITを駆使して教育プログラムを連携して行い,多様化する都市型がん地域治療を担うことのできる次世代のがん医療人リーダーを養成することを目的としている。駒澤大学には,得意分野として,がんの遠隔診断の教育が期待され,また,全がんプロの中で,診療放射線技師のためのプログラムを設けていることも特色である。

申請大学・東京女子医科大学,連携大学・帝京大学,杏林大学,駒澤大学のがんプロでは,この遠隔画像診断支援インテンシブコースを年6回実施することが予定されている。4回までは駒澤大学で基礎編として開催し,残りの2回は関連学会と一緒に実践編として,救急医療や緩和医療も含めて開催する。なお,本コースを25時間以上受講した参加者には,インテンシブコース修了書が渡される。次回第2回は,7月13日(土)を予定していて,場所は駒澤大学深沢キャンパスで行われる。

●プログラム
・ 遠隔画像診断の現状と放射線技師の役割:大塚次男(株式会社QHQ読影センター)
・ がん画像の診断ポイント─副鼻腔領域:豊田圭子(帝京大学)
・ がん画像の診断ポイント─消化管領域:嶋田守男(駒澤大学)
・ がん画像の診断ポイント─男性骨盤領域:吉川宏起(駒澤大学)
・ がん画像の診断ポイント─乳腺領域:片山信仁(亀田総合病院)

 

【関連サイト】
文部科学省「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/1314727.htm
全国がんプロ協議会
http://ganpro-z.jp/


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