RSNA2017 東芝メディカルシステムズ − UL 
Attenuation ImagingやShear Wave Dispersionなど肝疾患の定量化を可能にするアプリケーションを紹介

2017-11-30

キヤノンメディカルシステムズ

超音波


全身領域に対応するプレミアム装置として「Aplio i800」を中心に展示

RSNA 2017 UL

Toshiba Medical, A Canon Group(東芝メディカルシステムズ)の超音波診断装置では,昨年のRSNA 2016でプレミアム装置として「Aplio i-series」のi900,i800,i700の3機種を出展して大きな注目を集めた。今回のRSNA 2017では,日本で6月にラインアップに加わった「Aplio i600」が新製品としてアンベール & NEWの展示となった。RSNAでは放射線領域が中心となるため,全身を対象にした最上位機種であるAplio i800をメインにフィーチャーして展示を構成した。

全身領域に対応するプレミアム装置として「Aplio i800」を中心に展示

全身領域に対応するプレミアム装置として「Aplio i800」を中心に展示

 

展示のトピックスとしては,24MHzの超高周波リニアプローブによる表在領域での高分解能画像を紹介した。超高周波リニアプローブでは,表在の血管領域の観察だけでなく,関節リウマチや筋肉,腱,皮膚科領域のガングリオンなど,皮膚に近い領域をクリアに描出できることをPRした。

24MHzの超高周波リニアプローブ

24MHzの超高周波リニアプローブ

 

超高周波プローブによる甲状腺の描出

超高周波プローブによる甲状腺の描出

 

また,近年,世界的にも患者数が増加しつつある肝臓疾患に対応するアプローチとして,Aplio i800が持つアプリケーションを肝臓の診断用にパッケージした“Liver Package”を紹介した。肝臓疾患が脂肪肝から肝炎・肝線維化・肝硬変・肝がんと進行する中で,それぞれのステージに最適なツールで早期に病態を把握しながら適切な治療を行うために必要な超音波診断のアプリケーションをパッケージ化したものだ。
Liver Packageでは,初期の脂肪肝に対するATI(Attenuation Imaging),肝線維化に対するShare Waveによって肝臓の粘性度を計測するShear Wave Dispersion(SWD),肝硬変では剪断弾性波を利用して肝臓の弾性度を計測するShear Wave Elastography(SWE),最終段階の肝がんでは造影超音波を提供する。このうち,ATIとSWDは東芝メディカルシステムズの独自技術であり,Aplio-iシリーズの“ iBeam Forming”や“iBeam Slicing”といった独自技術をベースとして可能になったことをアピールした。ATIでは,エコー信号が肝実質の組織構造などによって減衰量が変化することから,信号の減衰係数を算出し,グラフやカラーマッピングによって肝臓の脂肪化を定量化する。また,SWDでは組織の粘性によって変化する剪断波の伝播速度や波形からDispersionを算出する。ATIとSWDは,Aplio i800以上の機種に搭載が可能となっている。展示では,多くのブースを設けてライブデモンストレーションを行った。

肝臓疾患に対する“Liver Package”を紹介。ATI(Atteuation Imaging)

肝臓疾患に対する“Liver Package”を紹介。ATI(Atteuation Imaging)

 

Shear Wave Dispersion(SWD)

Shear Wave Dispersion(SWD)

 

Shear Wave Elastography(SWE)+SWDの表示

Shear Wave Elastography(SWE)+SWDの表示

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