RSNA2013 フィリップス - マンモグラフィ
乳腺量の定量化を可能にするフォトンカウンティングマンモグラフィ

2013-12-3

フィリップス・ジャパン

マンモグラフィ


スペクトラル情報の収集が可能な「MicroDose mammography SI」

スペクトラル情報の収集が可能な
「MicroDose mammography SI」

RSNA 2013 [第1日目:12月1日(日)]

Philips Healthcare(フィリップス)は,2011年にSectra社のマンモグラフィ部門を買収し,フォトンカウンティングによる低線量撮影が可能な「Philips MicroDose Mammography」をラインナップに加えている(日本では,キヤノンライフケアソリューションズが販売)。今回のRSNA 2013の展示では,RSNA 2012でW.I.P.として出展された,スペクトラル情報を同時収集可能なマンモグラフィ装置「MicroDose mammography SI(マイクロドーズ・マンモグラフィ・エスアイ)」を出展した。日本でも11月6日にリリースされたばかりだ。MicroDose mammography SIでは,フォトンカウンティング技術とマルチスリットスキャン技術によって,従来のマンモグラフィに比べて40%の被ばく量低減を可能にする。また,透過物質によって異なるX線のスペクトラル情報を利用するスペクトラルイメージング技術によって,1回の撮影で50μmの高精細画像と,乳房の構成物質に関するスペクトラル情報を同時収集するシングルショットスペクトラルイメージングを可能にした。さらに,「Breast Density Measurement(ブレストデンシティメジャーメント)」によって,乳腺と脂肪組織を弁別し,乳腺量や乳腺密度の定量化が可能になっている。乳腺密度を正確に把握することで,USやMRIなどの精密検査への対応など,個人の状態にあわせた検査が可能になる。米国では,乳腺密度の状態によって超音波検査の保険請求が認められるようになっており,乳腺量の計測へのニーズが高まっているという。

Breast Density Measurementによる乳腺量の計測(画面右下に表示)

Breast Density Measurementによる乳腺量の計測(画面右下に表示)

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