RSNA2013 日立 - US
今後発展する市場を対象とした初展示装置「F31」など,多彩な超音波診断装置,プローブを提案

2013-12-2

富士フイルムヘルスケア

超音波(US)


「ProSound F75」

「ProSound F75」

RSNA 2013[第1日目:12月1日(日)]

今回,日立アロカメディカルは,超音波診断装置において「Ultrasound Solutions Clearly Defined」というテーマを初めて掲げた。これは,超音波診断装置の技術によって,医師と患者の双方へメリットを提供していくという姿勢を表したもので,今後は全世界的にこのメッセージを発信していくという。
Radiology,Woman's Health,Interventional Radiology,Cardiacの4領域に分け,装置を配置。全体では,9機種,21台を展示するとともに,会場に100本以上のプローブを持ち込み,ユーザーのニーズに応えられる幅広い選択肢を提示した。装置は,プレミアム装置「ProSound F75」と,プレミアムコンパクトの「Noblus 」がメインに展示され,超音波装置専用に設けられたステージではプレゼンテーションが行われた。

「Noblus」

「Noblus」

超音波診断装置のプレゼンテーション

超音波診断装置のプレゼンテーション

 

カラー普及機として展示された「F31」

カラー普及機として展示された「F31」

RSNA初展示となったのが「F31」(FDA未承認)。日本や欧州,南米では,すでに発売しており,世界各地から訪れる来場者に向けて紹介された。
F31は,簡便な操作性とコンパクトさを追究した上位装置「F37」で培ってきた技術を移植した普及価格帯の装置。今後発展が望まれる地域や先進国市場のカラー普及機として販売していく予定。空間分解能が高く,精細に血流をカラー表示する「eFLOW」など,臨床で有用な機能を搭載したエントリー装置として,幅広い領域に対応する。

Interventional Radiology領域では,小型軽量で可搬性が高く,術中診断用プローブに定評のある「ProSound α6」「ProSound α7」や,ProSound F75を展示。米国市場において日立アロカメディカルは,術中診断用装置のシェアが最も高く,今後は高画質と豊富なプローブにより放射線科,循環器分野にも注力していく。

術中診断用プローブに定評のある「ProSound α6」(右)と「ProSound α7」(左)

術中診断用プローブに定評のある
「ProSound α6」(右)と「ProSound α7」(左)

 

また,コーナーの一角では,2013年で10周年を迎えたアプリケーション“Real-time Tissue Elastography(RTE)”と“Real-time Virtual Sonography(RVS)”を紹介。リアルタイム超音波画像に対応するCT/MRI/USのMPR像を並べて表示するRVSは,今年新しく“Simple Adjust”機能を搭載し,メルクマールとなる1点を設定するだけで,自動で簡単に位置合わせと位置情報の更新を行うことができるようになっている。

組織の硬さをリアルタムに評価するRTE

組織の硬さをリアルタムに評価するRTE

RFAなどの手技を支援するRVS

RFAなどの手技を支援するRVS

 

超音波事業を日立アロカメディカルと日立メディコで統合して約2年が経過した。これまで,日立メディコの装置と日立アロカメディカルの装置はそれぞれプローブしか使用できなかったが,利便性向上のためプローブの融合を開始している。種類が豊富なプローブのうち主要なものについては,どちらの装置にも接続できるようにコネクタを用意。導入時に,ユーザーが超音波診断装置とプローブの組み合わせを選択することができるようになりつつある。装置とプローブのベストコンビネーションで提供できるメリットを,来年にかけて強力にアピールしていくとしている。

体腔用プローブの展示

体腔用プローブの展示

 

展示装置は,HI VISION Ascendus,HI VISION Preirus,HI VISION Avius,Noblus,ProSound F75,ProSound α7,ProSound α6,F37,F31の9種類で,エントリークラスからハイエンドまでをそろえ,領域や施設に合わせた最適な使用を提案した。

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