ITEM2014 根本杏林堂 ブースレポート
デュアルタイプCT用造影剤注入装置「DUALSHOT GX7」の新たな機能とデュアルタイプMRI用造影剤注入装置「Sonic Shot 7」を展示


2014-4-25


 根本杏林堂 ブース

 根本杏林堂 ブース

環境への配慮をコンセプトに清潔さをイメージしたブースの根本杏林堂では,各種造影剤注入装置を中心に展示が行われた。また,ブースの壁面には,製品のコンセプトと同社が造影というものをどう考えるかについて,キーワードを使って紹介する映像が投影された。
今回の展示では,デュアルタイプCT用造影剤注入装置「DUALSHOT GX7」に追加された新しいプロトコールと新機能“CE-Evidence-System”を軸に紹介。さらに,今夏発売を予定している新製品,デュアルタイプMRI用非磁性体造影剤注入装置「Sonic Shot 7」の展示が行われた。(4月12日取材)

●デュアルタイプCT用造影剤注入装置DUALSHOT GX7に新たな2つのプロトコールが追加

CT用造影剤注入装置のフラグシップモデルとなるDUALSHOT GX7は,主に64列以上のCT装置で使用されるデュアルタイプのCT用造影剤注入装置。ユーザーインターフェイスには“Smart Touch System”を採用している。タッチパネルでの操作に加え,使用頻度の多いユーザー別のプロトコールの設定や,小児モード,注入プロトコールの設定,注入結果画面などをホーム画面に集約することで,シンプルで直感的な操作性を実現。シリンジの着脱に関しても,シリンジサイズに関係なく簡単に着脱でき,効率良く検査することができるようになっている。
今回の展示では,新しく追加されたプロトコールの紹介が行われた。これまでも時間固定法や体重法といったプロトコールが搭載されており,再現性や定量性のある造影検査を行うことができていた。しかし,体重1kgあたりから造影剤の注入量が自動計算される体重法では,例えば90kgなどの高体重の場合に,実際は投与できない量の計算結果が算出されてしまうことがあった。そのため高体重の被検者は技師や医師が造影剤の量を判断して投与することになり,造影検査に再現性や定量性を持たせることが困難となっていた。今回,このような場合でも造影剤の注入量に再現性と定量性を持たせるため,体表面積を自動測定するプロトコールを追加。高体重のため,著しく多い造影剤量が結果として出てしまった場合でも,ボタンを押すことで体表面積での補正を行い,適切な造影剤注入量を計算することができるようになった。これだけでなく,造影剤注入量をさらに細かくコントロールしたい場合には,血液量を指標にして算出するプロトコールが追加。体重のほかに,身長と性別を入力することで,より精度が高い造影剤の注入量を算出することができる。

画面左下のボタンを押すことで体表面積での造影剤量が自動計算される。

画面左下のボタンを押すことで体表面積での
造影剤量が自動計算される。

体重,身長,性別を入力すると血液量を指標に,より精度の高い造影剤量が算出される。

体重,身長,性別を入力すると血液量を指標に,
より精度の高い造影剤量が算出される。

 

●造影検査情報を一元管理する新機能CE-Evidence-System

左上にあるiボタンでRISからの情報を呼び出すことができるCE-Evidence-System

画面左上にあるiボタンでRISからの情報を
呼び出すことができるCE-Evidence-System

さらにDUALSHOT GX7の新たな機能としてCE-Evidence-Systemが追加された。あらかじめRISやPACSと連携させておくことで,ボタン1つで接続し,患者情報を取得することができるようになる。これにより,RISから得た患者情報を自動的にプロトコールに反映することができるほか,過去に副作用があったアレルギー情報やクレアチニンなどの腎機能の情報を知ることで閾値を求めることができ,検査を行えるかどうかの判断を行うことができる。投与した造影剤の種類や量の情報をRISに送ることもできるため,造影検査情報を会計情報に反映させることも可能。記入や集計処理の手間が軽減されるため,業務効率の向上やヒューマンエラーの抑制が期待できる。読影時に造影検査情報を参照できるため,読影能の向上にも貢献する。過去の造影条件を参照できるため,再現性のある造影検査も可能となっている。

●ユーザビリティを追究したデュアルタイプMRI用非磁性体造影剤注入装置Sonic Shot 7

超音波モーターを採用したデュアルタイプMRI用非磁性体造影剤注入装置Sonic Shot 7は,操作性に定評のあるDUALSHOT GX7とインターフェイスを統一することで,シンプルかつ高い操作性を実現した。安全性についても,従来から採用しているドリップ機能や遅延造影時の撮影時間を知らせるタイマー機能を搭載。さらに,いままではシリンジアダプタやプランジャを手動で造影ポジションにセッティングしなくてはならなかったが,Sonic Shot 7ではプレッサーにセンサがついたため,シリンジアダプタやプランジャをとらえ,造影ポジションで自動で停止するようになった。これにより安全性が向上したほか,検査の時間短縮も期待できる。
また,これまではできなかった体重あたりでの造影剤注入量の自動計算がユーザー単位で可能となった。そのほかにも希釈モードを搭載。従来は造影剤を静脈注射後,生理食塩水を静脈注射するという手作業で造影剤の希釈が行われていたが,スライダーを採用することで割合を決めて,自動的に希釈することができるようになった。

デュアルタイプMRI用非磁性体造影剤注入装置Sonic Shot 7

デュアルタイプMRI用非磁性体造影剤注入装置
Sonic Shot 7

DUALSHOT GX7とインターフェイスを統一しているSonic Shot 7のインターフェイス

DUALSHOT GX7とインターフェイスを統一しているSonic Shot 7のインターフェイス

 

 

●お問い合わせ先
株式会社 根本杏林堂 
住所:〒113-0033 東京都文京区本郷2-27-20
TEL:03-3818-3541
FAX:03-3818-3684
E-mail:info@nemoto-do.co.jp
URL:www.nemoto-do.co.jp


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