ITEM2014 インフォコム 取材速報
優れたシステム連携を持つRIS「iRad-RS」,PACS,レポートシステムなどの放射線部門システムを出展


2014-4-13


インフォコム ブース

インフォコム ブース

インフォコムは,RIS,PACS,読影ビューワレポートシステムなど,放射線部門のシステムを展示。各システムのシームレスな連携による放射線部門のソリューションを来場者に紹介していた。

RISの「iRad-RS」は,レポートシステム「iRad-RW」,検像システム「iRad-QA」,放射線治療システム「iRad-RT」などと同じサーバで運用するため,シームレスに各システムのデータを連携することが可能である。そのため,サーバに蓄積されたデータベースのデータを解析し,グラフ化するなど放射線部門の業務分析で,有用性を発揮する。iRad-QAとの連携では,同じ画面上で検像業務を行える。

iRad-RTは,DICOM-RTをサポートしており,治療装置や治療計画システムとの接続が容易。日本放射線腫瘍学会(JASTRO)のガイドラインにも準拠しており,外部機関とのデータの比較なども行うことが可能である。また,iRad-RSとの連携により,検査,診断から治療までの患者データを一元管理して,読影レポートの参照なども容易となっている。

iRad-RWは,テンプレートによる入力も可能で,多忙な放射線科医を支援する。キー画像などのレポートの内容は,電子カルテシステム端末などから,Webベースで参照できる。iRad-RTとの連携により,検査を担当する診療放射線技師が過去のレポートを参照するといったことも容易である。

整形外科用PACSである「iRad-OT」は,外科手術の術前プランニングを行うものである。Sharp角などがセットされているほか,任意に高度な計測をすることが可能である。また,インプラントメーカーの製品がテンプレートとして用意されており,簡単にX線画像上の治療位置に重ね合わせることができる。このテンプレートは定期的にバージョンアップし,新たなインプラントが追加されていく。iRad-OTと組み合わせて使用できる定量解析ソフトウエアの「Dr.View/LINUX」も出品された。人工関節の摩耗度,膝関節などの定量評価が行える。

このほか,今回,顕微鏡カメラで撮影したICG(IndoCyanine Green)動画から血流を解析する「FlowInsight」,救急医療や災害医療において,救急車など離れた場所から映像を伝送するシステム「HiSMRT99」も展示された。

インフォコムの放射線部門システムソリューション

インフォコムの放射線部門システムソリューション

 

放射線部門の業務分析もできるiRad-RS

放射線部門の業務分析もできるiRad-RS

 

iRad-QAはRISのiRad-RSの端末上で検像業務が可能

iRad-QAはRISのiRad-RSの端末上で
検像業務が可能

 

豊富なインプラントをテンプレートに収めたiRad-OT

豊富なインプラントをテンプレートに収めたiRad-OT

治療用RISのiRad-RTはiRad-RSとの連携で診断から治療までの情報を一元的に管理

治療用RISのiRad-RTはiRad-RSとの連携で
診断から治療までの情報を一元的に管理

 

iRad-RWの読影レポートはWebベースで院内に配信

iRad-RWの読影レポートはWebベースで院内に配信

 

救急医療・災害医療において映像を伝送するHiSMRT99

救急医療・災害医療において映像を伝送するHiSMRT99

 

●お問い合わせ先
インフォコム株式会社
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-34-17 住友不動産原宿ビル
TEL:03-6866-3790
URL:http://www.infocom.co.jp/healthcare/


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